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(2006.6.3 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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今日もいつものように日の出へ。武蔵増戸駅に着くと小雨がぱらついていましたが、このくらいで騎乗をやめる人は日の出にはいません(笑)。
今日は2鞍予約していて、午前中の配馬はグレイト、午後はまだ未定。グーちゃんはいつものようにNさんが朝から常歩で1鞍乗ってくれているので、たぶんほぐれてるだろう。

馬房に迎えに行くと、グーちゃんはたいがいお尻を向けて立っているのですが、わたしが扉を開けると慌ててこちらに向き直ってきます。
無口をつけて馬繋場に出し、軽く手入れをして馬装。今日も部班に入る自信はないので、馬場を小さく区切って1人で乗ることになっていますが、馬場に出たらまだ区切られていませんでした。
大きいほうの部班を指導していたN子先生からは「入れそうだったらこっち来ていいよ」と声がかかりますが、とても入れそうな気がしない(馬というよりわたしの問題で)。悪いけど初級者用の馬場に入れてもらって、邪魔にならないところで輪乗りで常歩します。

もう恐竜みたいに頭をもたげられることはなくなりましたが、ハミを受けているという状態にはまだまだ。自分用の馬場を作ってもらっている間にハミを受けさせけてしまいたいなぁ、と思っていろいろやっていたら、見かねた(らしい)Sくんが出てきてアドバイスしてくれました。
おかげで、自分用に区切られた馬場に出たときには、O先生に「もう60%くらいは受けてるね」と言ってもらえました。
あとは前進気勢を出してハミに乗せていくしかないんだけど、肩から逃げられたりして内方姿勢がうまくとれません。ってことはつまり、内方脚が足りないことはよく分かってるんだけど。
たまに、馬がスッと下を向いてうなじを持ち上げるので、「来たかっ!?」と期待したら、ただ胸前の虫を追いたいだけだったようで…そんなキレイな姿勢で虫を払うのはやめてください(泣)。

「でも少なくとも天井は向かなくなったし、ハミを嫌ってガチャガチャもしなくなったから、だいぶつかめてきてるよ。もう少しだ」と言われたそばから、グーちゃんが頭を上げようとします。「そこで逃げられるかどうかだよ」そうか、これを逃がしちゃダメなのか。外方のハミをじわーっとすくう気持ちで小指を握りしめたら、グーちゃんが頭を上げるのを止めてハミを受けました。
「そうそう、つかめてきた。それだよ。速歩でもその姿勢が維持できれば完璧」ということで、速歩に移行。ここまでですでに30分ちかくかかってますけどね。

速歩は最初出づらかったのですが、焦ってかかとを使うとぴょこんと跳ねるので、それくらいならいっそ鞭使っちゃお。なんとか速歩を出して、輪乗りを続けていきます。まぁそれなりにハミは受けてくれているものの、油断するとすぐ常歩に落ちてしまう。
先生に「蹄跡に出て、隅角をきっちり回らせるのもトレーニングだよ」と言われたので、蹄跡に出して速歩をしていきますが、砂が深くなっている隅角ではペースを一定に保つのが大変。結果的にやっぱり常歩に落ちてしまいます。
でも確かに隅角を回らせるときは内方脚を使うし、馬も内方姿勢をとらざるを得ないので、ハミを受けさせるチャンスではあるようです。

「最後、ちょっとだけ調馬索やろうか」ということで、左手前で調馬索をつけてもらいました。先生の追い鞭があるので、ここまでとうって変わって前進気勢は充分。先生がちょこちょこと調馬索を揺らしただけで、くいっと完璧なハミ受けを見せます。
そうすると格段に乗りやすくなるので、ひたすら自分の座骨と脚に集中。ハミ受けが安定したところで、先生が「推進、推進」と言いながら追い鞭を捨て、調馬策を短くしていきます。輪が小さくなるので、わたしが推進をおろそかにするとすぐ止まってしまいそう。

がんばって脚と座骨(というより腹筋と背筋)で推進を続けていると、先生がグレイトの鼻先から調馬策を外しました。チェーンシャンクだけは鼻先に残っているので、グーちゃんは気付かずに姿勢を保ったまま速歩しています。少しずつ輪乗りを大きくしながら、ハミ受けを維持します。よーしよしよし、そのまま気が付くなよ。
と、グーちゃんがはたっと停止し、頭を上げてしまいました。「あー、気が付いちゃった!?」そこからハミ受けの姿勢に戻すことは難しくないのですが、速歩で前に出すのが苦しくなり、すぐ止まるようになってしまいました。もうレッスン時間はタイムアップだったのですが、先生は「ちゃんと速歩から停止して終わろう」と言うし、わたしもそうしたいと思ったので、必死で速歩を続けて停止し、レッスン終了。

その日の夕方のことですが、O先生が「KYOKOさんもだいぶグレイトのハミ受けがつかめてきた」と言ってくれたので、「でも今日のは、チェーンシャンクで鼻抑えてもらってるから楽にできたと思う」と言うと、「チェーンシャンクの重さなんて、ほとんどないもん。ひも付けてなければ抑えなんか利かないよ」「そうですか? わたしはてっきり、チェーンシャンクで魔法がきいてるのかと」。
すると、横にいたN子先生が「魔法がきいてるとしたら、人間のほうだね」わたしの気持ちの問題ってことですか(笑)。そりゃ大事な魔法だ。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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