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(2006.4.4 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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先週いっぱいで前の会社を辞め、次の会社に入社するまでに1週間のインターバルがあるので、平日に乗りに来ました。これがまた、すばらしく穏やかな天気の日で、桜は満開。
配馬表を見ると、今日もアルフォンス。ま、昨日は休馬日だったんだから、アルフォンスといえどもちったあ張ってるだろう。
レッスンはビジターさんとの2頭部班になりました。ビジターさんは会員よりレッスン時間が短いので、最後のほうはマンツーマンになる予定。そのときに適当に馬場課目を踏んでもいいよ、とO先生にお許しをいただきました。考えてみたら、次の試合まであと1ヶ月だった。

ビジターさんのジュンヨーに引っ張ってもらい、レッスン開始。常歩ではどうしようもなく重いアルなので、ときどき速歩にして追い付きます。「どう、KYOKOさんアルフォンスは?」「ハハ、一応張ってます」だって前の馬が常歩なのに、ちゃんと速歩出るからね。ふだんのこいつなら、前が常歩なら自分も絶対常歩、っていう子なんです。
部班が速歩になると、アルも少しはやる気を出します。お、ちゃんとジュンヨーについていけてるじゃないの、大したもんだ。それでもときどきはショートカットせざるを得ませんが、いつもに比べると回数が少なくて済んでるかも。

でもさすがに、1頭ずつ駈歩するのは辛かった。停止や後退しないだけでもマシだけど、駈歩を出すのにものすごく力がいるし、待ってあげないと出ない。それでも「できるだけ鞭とか拍車に頼らず出してみよう。大変だけど」と先生に言われ、頑張ってみましたがなかなか出ない。出そうにはなるんだけど、わたしがタイミングを合わせられなくて続かなかったり。
見るに見かねた先生が「じゃ、ちょっと手伝おう」と軽く追いムチを使うと、なにやら跳ねるようにしてから駈歩を出しました。あんた、そういうことする? 先生を蹴るんじゃないかと思って、一瞬焦ったけど、駈歩が出たので続けることに専念。

両手前で1回ずつ、1頭ずつの駈歩をして、「今度は順次でいいからね」ということで、ジュンヨーにくっついて駈歩。前に馬がいると、発進に対して反応が全然違うし、長蹄跡では伸びさえする。しかもビジターさんが上手い方だったので、速歩でも駈歩でも引っ張ってもらえて助かりました(だってこの方、ジュンヨーの苦手な右駈歩で、初見なのに巻き乗りできちゃうんだもん)。

ビジターさんの終了時間が来て、馬場にはわたし一人になりました。O先生は事務仕事もあって「ごめん、ちょっと1人で乗っててくれる?」と言うので、「もちろんOKです」。さて、せっかく1人だから2課目の経路でも踏んでみるか。
軽速歩で少し前に出してから、中央線に入って経路開始。X点で停止して、速歩発進するところで早くも常歩が入る始末。速歩で伸ばすところは、鞭を使うしかないか。そしてC点からの駈歩発進、やはりと言うべきか速歩しか出ない。止めてやり直し、止めてやり直ししているうちに輪乗りのラインを半分以上過ぎてしまったので、常歩でもう一度C点まで行ってから駈歩発進しなおしました。よし、今後は成功。
長蹄跡で駈歩の歩度を伸ばし、馬場の外からO先生が「うん、それくらい伸ばせればOKだね」と褒めてくれたそばから、速歩に移行するX点で一気に常歩にまで落ちてしまいました。「あれ、経路踏んでるんじゃないよね?」「踏んでたんです…。ここ速歩なんです…」悔しいので、次の左駈歩は気合い入れて一発で発進。輪乗りなのにちょっと隅角を拾ってしまうし、斜め手前変換のX点での速歩移行は少し早めでしたが、それを除けば(アルにしては)がんばった。

残り時間がまだちょっとあるので、自分として納得のいかない内方姿勢の練習をすることにしました。ひたすら3湾曲を繰り返し、内方姿勢を入れ替え、入れ替え。これはJRでやるよりも、アルフォンスのほうが素直についてくる感じ。
あんまり続けると馬が飽きるかなと思い、途中で八の字乗りに切り替えてみたら、アルフォンスがきっちりハミを受けてきました。今日はあんまり無理に受けさせようとしていなかったのですが、やっぱり内方姿勢をとらせるとハミの左右が分かりやすいから、受けやすいのかな。
アルフォンスの場合、ハミを受けるとますます重くなって、前に出さないと巻き込むのが玉にキズですが。

アルが頑張ってくれたので、速歩のまま褒めてから手綱を徐々に伸ばし、楽に走らせてやろうと思ったら、いきなり常歩になりました。こいつ、手綱を伸ばされたらもう走らなくていいって思うタイプだった。すっかり忘れていました(笑)。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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