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(2006.3.18 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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春一番なのか、風の強い土曜日。今日も11時の予約で日の出に行き、配馬表を見るとアルフォンスでした。
最近アルに乗った人によると、ど重いアルがここ数週間は割と軽めらしい。アルぽんは毎年春先になると体調がいいのか、数週間だけ妙に軽い時期があるので、それだろうな(と言っても、それでやっと普通の重めの馬になるんだけど)。

アルは今日はこれが1鞍目なので、20分くらい前に馬房に迎えに行き、馬装。すっかり手のかからない馬になったので、馬装をさくっと終わらせて時間どおりに馬場に出ます。
騎乗して、時間までは手綱を持たずに常歩。まぁ普通に重いんだけど(笑)、こいつにしては自発的に歩いているほうだな。

開始時間になり、N子先生の指示で後ろから2番目に入って部班開始。軽速歩していると、珍しく鞭を入れなくてもいいくらいに(彼にしては)さくさく走る。
それでも重い馬には違いないので、ときどきショートカットして前に追い付く必要はありますが、速歩のリズムがすごくいい感じ。速歩で、座骨でリズムを作っていくと、普段なら馬が微妙にあとからついてくる感じなんだけど、今日は一緒にトントントントンと前に行ける。

輪乗りから、順次駈歩。前に馬がいると簡単に駈歩の出るやつなので、発進はらくらくだったのですが、「何かやろうとすると必ず膝が上がる」と先生に言われました。ここのところ気にするようにはしているのですが、確かに半減却を使おうとしたり、拍車を使おうとすると鐙が外れそうになるっていうのは、膝が上がる証拠なんだよね。軽い馬だとそうでもないのですが、重い馬だとそれが顕著に出るようです。
常歩に落とし、自分の座る位置を再確認して歩かせていると、先生に「今の姿勢を速歩でも駈歩でも保てたらいいんだけどな。とにかく前に座ることが今の課題だな」と言われました。うん、自分でもそう思ってる。

全員で駈歩している最中に、前にいたダンスがちょっと暴れてしまったため(相方よく落ちなかったな…)、次は1頭ずつ駈歩。「座骨だけで駈歩出すように。そいつだって座骨だけでも出るんだよ!」そう言われちゃ、やらないわけにはいかない。
半減却を使ってから、内方の座骨を押し込むと、馬がなにか反応はしたようなのですが発進はできません。いつもならここで焦って鞭を入れまくり、拍車を入れるところだけど、それじゃ座骨で出す練習にはならない。馬の注意をひくために一発鞭をくれてから、半減却を使い座骨をぐぐーっと押し込んで、押し込んだまま待ってやると、どうやら駈歩の動きになりそう。よーし、出た。

そこから後は、駈歩は必ず座骨だけで出すように心がけていたら、発進に対するアルの反応が少しずつ良くなってきたみたいです。試しに長蹄跡で駈歩を伸ばしてみると、「あれ? 伸びるじゃん。今日こいつ、ずいぶんリズム良くないですか?」馬場の外から見ていたO先生が「うん、いいねぇ」と言えば、N子先生も「アルフォンスじゃないみたい」。
ま、アルフォンスは季節変動の激しい馬なので、春だからかもしれないんだけど、座骨で駈歩が出ることも分かったし。この調子がずっと続いてくれると面白いなぁ。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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