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(2006.1.28 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
試合→
今日もいつものように日の出へ。先々週はつま恋で試合、先週は雪で乗れなかったので、日の出で乗るのはけっこう久しぶりです。今日の配馬はロッキーちゃん。つま恋で引っかかっちゃったビートくんの感じが、なんかロッキーに似てるような気がした(左のハミしかとらないところとか)ので、O先生にロッキーに乗りたいとリクエストしておいたのを覚えてくれていたようです。

11時からのレッスンなので、10時半ごろにロッキーの馬房へお迎えに行くと、ロッキーは肢を4本とも投げ出して寝転がっていました。いやいやロッキーちゃん、まだ午前中なんだけど。おならをしたりしている(=お腹は動いている)ので、体調が悪くて寝転がっているわけでもなさそう。
目を開けて首だけは上げるのですが、やはり四肢を伸ばして寝転んだまま。舌鼓したり、引き手の端で肩を叩いたり、果ては蹴っ飛ばしたり(うわ、自称「ロッキーバカ」Tさんに読まれたら殺されるぅ)して、ようやく体を起こしてきました。ここがチャンスとばかりに頭の上から無口をつけ、引き手で引っ張って立ち上がらせ、やっと馬房の外へ。この調子じゃ、今日はかなり重いかも。

連れ出してしまえば手のかからない馬なので、簡単に馬装を終えて待機。その間に、準備の遅れたジュンヨーの肢巻を巻くのを手伝っていたのですが、ジュンちゃんったら蹴った拍子にバランスを崩して、わたしの足に乗っかってきました。どっかり乗られたわけではなく、足の甲の端っこを踏まれた程度なのですが、やっぱり痛い…。
幸いにも鐙を踏むときに当たる位置ではなく、別に骨とか神経やってそうな感じではなかったので、そのままロッキーを連れて馬場へ。騎乗してロッキーを歩かせはじめると、やっぱり重い。今までの彼のイメージ(何かの拍子に突っ走る)のせいで、コブ拍車を履いてきたことを後悔しました。とりあえず長鞭を入れて歩かせます。

レッスンが始まり、まずは軽速歩から。軽速歩なので少しは前に出せるはずなのに、ちっとも前に出せなくて前の馬から取り残されっぱなし。仕方がないのでショートカットして追いつきますが、この子は隅角とかきっちり踏ませられるのが持ち味なので、隅角に入らない乗り方はもったいないけど。
「ロッキーはもっと前に出せるはずだよ」と言われ、わたしもそう思うのですが、拍車を刺しても鞭を入れても、こんなもんか? という程度の反応。いつもはもっと、ぴゃっと過剰なくらいに反応して前に出て行くのになぁ。
さすがに巻き乗りや半巻きは素直にやってくれるのですが、止まらないようにするのが一苦労。FH間で斜めに手前を換えるとき、線上でほんのちょっとよれてきたのですが、目の前でNさんが「ポイントずれ!」と怒られているのを見ては、ずれるわけにはいかない。脚でこまめに修正しながらしっかりH点に入らせ、「よし」とお褒めをいただきました。あーよかった、修正しやすいロッキーちゃんで。
「もっと太ももから脚を引く」と他の人に注意していたN子先生が、「…KYOKOさんは太ももから引けてるんだけど、脚が使えてない」「あ、膝か」「そうだ」以前に比べるとだいぶ膝でしがみつかなくなったつもりなんだけど、でもまだ少し膝で抜いているらしい。

輪乗りの速歩から、順次駈歩。前の馬にくっついていると速い速歩になるだけで駈歩を出しにくくなるので、無理に追い付かないようにしようとしたのですがやっぱり追い付いてしまい、馬がスーパー速歩に。この状態から座骨で駈歩に持っていくのは(わたしには)難しいので、一瞬だけズルをしてサドルホルダーを持ち、それを頼りにして内方座骨を押し込むとようやく駈歩に。駈歩が出てしまえば楽な馬なので、速歩だとあんなに追い付けなかったのに、駈歩では追い付いてしまわないように輪乗りを大きめにとらなければいけないほど。
駈歩でこれだけ出れば、そのあとの速歩も出るようになっているだろうと思ったのに、全くそんなことはありませんでした…。あまりにも重いので、両脚をいったん馬体から放してバンと蹴ったのですが、大して反応しません。大体、いつもなら駈歩のあとは馬が行く気になるので鞭を捨てるくらいなのですが、今日はそれどころじゃない。思わずアルフォンスに乗っている気分になって、手綱を外方拳でまとめて片手ムチをくれそうになってしまいましたが、あやうく思いとどまりました(いや、やるべきだったか)。

常歩から、1頭ずつ駈歩。この調子だと前の馬に引きずられて勝手に駈歩しちゃったりはしないと思うけど、念のため前の馬からは少し離しておきます。
自分の番が来たので駈歩発進。すんなり出たと思ったら、「反対。やり直し」いったん速歩に落として発進し直したつもりなのですが、「だから反対だって」あれ、直ってなかったか。なんだかロッキーの反対駈歩はあまり違和感なく乗れてしまい、気がつかないことが多いかも(そりゃわたしがもっと感覚を磨けばいい話なんだけど)。もう一度速歩に落とそうとしたのですが、今度は駈歩から落とせない。馬なりで最後尾まで駈歩してしまいました。座骨で抑える練習がしたいからと言ってロッキーに乗せてもらったのに、まるで抑えられてないじゃん。
右手前では同じ轍を踏まないよう、はっきりと発進。きちんと発進し、先生の号令に従って巻き乗り、山型乗り、巻き乗り。頭の中で馬場にラインを引きながらその上に乗せていくつもりで動かすと、きちんとついてくるのはさすがロッキーちゃん。

最後の停止だけは良かったけど、それにしてもこの日のロッキーは重かった。平日はそんなにたくさん出ていないはずだから、土曜の1鞍目なんてそんなに重いはずはないんですけどねぇ。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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