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(2006.1.10 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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3連休の最終日、今日もいつものように日の出へ。11時から部班の予約を入れていて、配馬はアルフォンス。いつものグレイトには誰も乗らないことになっているので、よほど調子が悪いのかと思って聞いてみたら、そうでもないみたい(現に、お手伝いスタッフCちゃんとAちゃんが乗っていて、そこまで変な感じではなかった)。まぁ、ここのところわたしがグレイトを前に出せずに部班についていけてないのを見た、O先生の親心による配馬だろうな。わたしアルフォンス嫌いじゃないって公言してるし。

とにかく重いアルフォンスですが、今日はこれが1鞍目なので、ちょっとは動くといいなぁ。30分前に馬房に迎えに行き、馬繋場に出して馬装。
前回乗ったときに、ますますハミをかけさせなくなっていることが分かったので、早めに頭絡をかけます。最初はやっぱり逃げられましたが、額革で捕まえて有無を言わさずハミをかけてしまいました。
思ったより早く馬装ができたので、さっさと馬場に出て常歩。今日はまだ1鞍目なので、速歩寸前の常歩で歩くことから。常歩のとろいアルが、このくらい歩けば上等だな。

N子先生の指示で、部班の最後尾についてレッスン開始。軽速歩でついていくと、大幅に遅れはしないものの、ときどき置いていかれそうになるのでショートカット。こいつは速歩だと特に歩度がつまってしまい、中間速歩の気持ちで動かしてやっと普通の速歩になるくらい。口をいじって顎を譲らせるのは簡単な馬ですが、そうやって受けさせるととんでもなく重くなるので、ハミ受けは無理に求めないことにしました。コンタクトがとれていればいいや。
以前に比べて巻き乗りが難しくなっているこの馬、各個に巻き乗りだとなおのこと止まりたがります。ふん、1回だって止まらせてやるもんかい。外方の拳を下げて誘導しながら、内方の座骨が痛くなるくらい押し込み、それでもダメなら鞭。よしよし、止まらずいけよ。

と思っていた矢先。1頭ずつ駈歩をするので、前の馬がいなくなった途端、前に出なくなりました。自分が鞍の前のほうに座れてなかったせいだな、と思って座骨をずらそうとしたら、馬が後退を始めてしまうし。今のは自分のタイミングミスだが、しつこく下がろうとするんじゃないよ。座骨で杭を打つイメージで後退するのを止めさせ、そこで鞭(ちょうど真後ろにいた相方が、アルのお尻をけっとばしたそうなのですが、全く気付かなかったわ)。
先生の号令で駈歩発進。普通に反減却、内方座骨と使っても速歩にすらならないので、鞭の助けを借りて発進。「反対だ、やり直せ。何やってんの、座骨があるでしょうが」止めるのは簡単なので、止めてやり直します。
正駈歩で少し走ったところで「よし、そこで巻き乗り」前回アルに乗ったときには、駈歩巻き乗りで逃げられまくった記憶があるので、今日は逃げられないようにしないと。「前傾したら絶対回れないよ! おなか引っ込めるな!」と怒鳴られつつ、どうにか巻き乗り成功。

右手前でもやっぱり、前の馬がいなくなったとたんに後ずさられましたが、4歩で阻止。順番が来て駈歩発進、この子の駈歩はとにかく前に出すことが課題です。「座骨のポイントずらすんじゃない、そのまま座って真っ直ぐ推せ!」座骨で推そうとして、座骨をいちいち前後に滑らせてしまってるってことか。アルだからいいようなものの、若い馬とか敏感な馬でこれをやると、簡単に引っ掛かってくれたりするんですよね(実はよそで経験あり)。いかんいかん。
輪乗りで、速歩から駈歩。どうせついていけないくせに、速歩で前についていこうとするんじゃないよ。こういう速歩だと、座骨がまるで定まらないので駈歩にできない。しょうがないな、鞭で出すか。
駈歩にしてしまえば、輪乗りのラインをとらせるのもそう難しくはないし、ときどき速歩に落ちそうだなと思うときに鞭を使っていけばちゃんと駈歩を続けます。「そいつの駈歩なら、もっと座れるはずだぞ」確かに。速歩は確かに反撞が高いけど、駈歩はけっこうなめらかな動き(いや、あくまで当馬比だけど)をするので、もう少し座れないといけない。そもそも、こんなに脚がばたついてちゃいけないよなぁ、どう考えても。

停止してから、鞍の前の方に座りなおしてみると、「そこだよ! なんで最初からそこに座れないの」と言いながらN子先生が近づいてきました。「あ、やっぱり? 常歩だとできるのに、なんで速歩だと後ろに落ちちゃうんだろ」「そりゃ、まだ膝で反撞抜いてるからよ。膝で反撞抜くたんびに、膝が支点になってケツが後ろにずれる」なるほどなぁ。結局は座骨で乗れてないせいか。
でも逆に燃えてきたぞ。この馬で静かに乗れるようになりたい。座骨をずらさず、脚もばたつかないようにしたいなぁ。がんばろっと。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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