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(2005.12.3 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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めっきり寒くなってきた土曜日、今日も10時すぎに日の出へ。今日はいつもの11時の予約がとれなかったため13時と14時(相方とわたし、1人ずつどっちかという形)で予約をしておいたので、いつもより遅くても良かったのですが、電車の乗り継ぎの都合でいつもどおりの時間に来てしまいました。
で、到着して配馬を見ると、わたしは14時からグレイトになっていました。N子先生がレッスンの合間に、「KYOKOさんは今日何時から乗るの?」と聞いてきたので「14時になってます」と答えると、「じゃあ昼休みの空いてるときに、ちょっと調馬索まわしときな」って先生、わたし調馬索ってちゃんとやったことないんですけど。「大丈夫大丈夫、あいつちゃんと回るから」そりゃ、先生の自馬に比べてって話でしょーよ…。
まぁトライしてみないことには始まらないし、いずれ調馬索の練習(人間の)もしようとは思っていたので、12時半から馬を出せるように、昼飼いを早めにつけておきました。

12時半すぎにグレイトの馬房に行くと、11時に飼いをつけたはずなのに、まだもぐもぐやっています。この馬はかなりのんびり食べるほう。
しょうがないので途中でとりあげて(グーちゃんは諦めるのも早い。食べ物に執着しないほうなのかな)、いったん馬繋場に出して裏堀りをし、すぐに馬場へ。引き手を調馬索と取り替えて(ほんとはシャンクを鼻革に通さなきゃいけないのに、忘れてた…飛び出す馬じゃないから良かったようなものの)、まずは常歩から。
わたしのほうをちらちら見ながら、てろてろと歩き出すグーちゃん。後ろからN子先生の「追い鞭は? 持ってないの?」という声がしたので、持っていた長鞭をかざして見せると「そんなの追い鞭って言わねーよ」そう言えばそうだった。
でもとにかく長鞭を振って、速歩させます。舌鼓も使って2〜3周走らせたところで、「迫力ねぇなぁ。貸してみな」とつぶやきながらN子先生登場。あえなく選手交代となりました。

N子先生が調馬索でグレイトを回すのを見ていると、最初は速歩から駈歩でどんどん走らせていたのですが、ある程度回すと速歩を維持させ、その中で鞭をぴしぴし使っています。鞭が嫌いなグレイトは跳ねたり走ったりしていたのですが、次第に慣れてきたのか鞭の音に過剰反応しなくなってきました。もしかして、このあと乗って鞭使っても跳ねないようにしてくれてるのかも。
調馬索ですら、うっかり燃えると時間を忘れるN子先生。13時になったので、「次のレッスン始まっちゃいますけど〜」と言うと、「あっ気がつかなかった! やばいやばい、トイレ行ってくる」だって。やっぱしね。
先生からグレイトを受け取っていったん馬繋場に戻し、裏堀りだけして馬房に戻します。14時からのレッスンなので、馬装を考えると30分しか馬房に入れてあげられませんが、馬繋場に立たせっ放しよりはマシだろう。

装備品の準備や自分の準備をしているとすぐ13時半になったので、グレイトを再び馬房から引っ張り出します。馬装をして、レッスン開始の10分前に馬場に出ます。またがって歩かせてみると、やべっ、硬いじゃん。全然肩が前に出て行かないよ。せっかく調馬索でほぐれたかと思いきや、ほぐしてしばらく放置すると余計硬くなるんだった。
部班の人馬が揃ったので、最後尾につきます。しかしやばいなぁ、これだと速歩すら出せる自信ないぞ。「先生、もし部班についていけなかったら中で輪乗りとかしてていいですか」と聞くと、「いいよ」ということ。とにかく常歩で必死に歩かせます。

速歩の号令が出たので、一応速歩を出させてみたらあっさり出ました。最初は普通に手綱を持っていたのですが、「そいつ、最初は抑えないようにして、どんどん前に出しな」ということで、コンタクトを失わない程度に手綱を緩め、軽速歩。
あんまり前に出せないし、左手前だと鏡の前の長蹄跡では必ず内側に切れ込んでこようとする(少し地面がうねっているからイヤがってるのかもしれないけど)ので、鞭を入れておくか。細かくちょこちょこ鞭を使うとどんどん機嫌を損ねるだけなので、強めに一発バシンと入れてみます。さすがにさっき、先生が調馬索で慣らしておいてくれただけはあって、鞭で跳ねることはないみたい。もしかしたら跳ねてたのかもしれないけど、気にならない程度。

でもなんか、なかなか首振りが治まらないなあ。手綱を緩めにしているのが逆効果なのか、ずーっと首を上下に振りっぱなし。少しは持った方がいいかと思って持ち直しますが、ほとんど効果なし。要はわたしの拳の安定が悪いせいだろうけど、このままじゃハミ受けなんて出来そうにないや。
輪乗りから駈歩の号令がかかりますが、駈歩がうまく出ません。速歩まじりの駈歩になってはいるような、でももしかして跛行がひどくてガタガタするのをそう感じるだけなのかも。
ちょっと焦って拍車を使ってしまい、強く跳ねられてしまいました。サドルホルダーを持っていたので落ちずには済んだのですが、今日はあんまり跳ねられてなかったのになぁ。やっぱりわたしが焦るとダメか。

仕方なく速歩でついていったりもしたのですが、一応ときどきは駈歩をしようと試みました。先生も「そこだけでもいいから、1回でも駈歩出しな」というし。いっそ手綱を伸ばしてしまったほうが出せるかなー、と思ってやってみたら、やっぱりそうでした。
でもそれって、全然意味がない。馬には走る気があるのにわたしが出せてないってことだし、手綱を伸ばせば走らせられるという程度では、この先馬をつめていかなければいけないのに。

レッスン終了しましたが、この馬は急に身体を冷やすと筋肉が固まりやすい馬なので、しばらく常歩をさせます。周りに誰もいなくなってから、騎乗したまま小さい馬場のほうに移動して、下馬。いつか周りに人も馬もいないときに試してみようと思っていたことがあります。
まず、グーちゃんに背中を向けると、いつものように鼻をくっつけてきます。それから手綱を引かずに歩き出してみると、やっぱり手綱なしでもくっついて歩いてきました。手綱を引かれていないことに気づいていないのもしれないし、気づいているけどとにかく一人で置いて行かれることがイヤでくっついてきたのかもしれないけど。
馬繋場で手入れをしていると、相方がもうひとつ実験。相方がグレイトの鼻先に立ち、顔をなでている間に、わたしはグレイトの背後に移動します。するとグーちゃん、目の前の相方そっちのけで[どこ行くの? どこ行っちゃうのよっ!?]って顔をして、必死にわたしのほうに顔を向けていました。くそう、そんなになつくなよ。かわいいじゃないか(←思いこみ)。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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