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(2005.11.5 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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やたらと天気のいい秋の週末、今日も日の出へ。ここのところ週末は曇りや雨が多かったので、こんないい天気は久しぶりですが、日焼けしそうで困ったな。
倶楽部に到着して配馬表を見ると、わたしの名前は11時のロッキーの欄と、16時のウィンダムの欄に。…と見せかけて、矢印がウィンダムから下のグレイトの欄に向かって引いてあります。「なんですかこりゃあ?」とO先生に聞くと、「いいフェイントでしょ? いや、ほんとに書き間違えたんだけど」と、朝っぱらからお茶目な先生です。

今日のロッキーちゃんは出ずっぱりで、10時から15時までほぼ使いっぱなし。10時のレッスンに出ているところを見ていると、いかにも重そうな感じ。そりゃ疲れているだろうしなぁ。おとといは鞭なしで動かす練習をして、それなりにどうにかなったけど、今日はおとといより重そうに見えるなぁ。
なんてことをぶつぶつ言っていると、相方が「最初だけ長鞭持って、動き始めたら捨てればいいじゃん。俺けっこうそうするよ」と言うので、そうすることにしました。

前のレッスンが終わって、馬繋場に上がってきたロッキーに鞍をつけかえ、また時間が来たので馬場へ。悪いねぇロッキーちゃん。
騎乗して常歩で動かし始めると、やっぱり長鞭の効果は絶大。おとといよりもはるかにさくさく動かせる。ダンス、チョコの後ろに入って、部班が始まります。速歩で動かしているのですが、前の2頭が速いのでなかなか追いつけず、「KYOKOさんはなんで長鞭持ってるのに追いつけないの」とN子先生から言われてしまう始末。
でもロッキーなりにはいいリズムで走れているので、焦らせない程度に隅角や上り坂で鞭を使う程度にしておきます。「そう、巻き乗りの帰り半分は馬を焦らせないこと。焦ると次の隅角が踏めないよ」「あそっか、なるほど」

おととい、膝とかかとで反動をとっているという指摘を受けたので、今日はときどきそれを補正するために、自主的に速歩で鐙上げをしてみます。鐙が深くなったなーと思ったら1〜2周だけ鐙上げをして、また履きなおすと、ちょっとは鐙ががたがたしなくなります。でもバランスを崩すほど鐙上げをしても、わたしは膝でしがみつきそうなので、これで少しずつ慣らしていくことにしよう。

先頭から1頭ずつ駈歩。常歩からの発進なのに、速歩が1〜2歩入ってしまった。でも右手前だと巻き乗りもわりとスムーズだし、隅角も手前から座骨(というか、腹筋)を使えばきちんと踏み込める。
ところが左手前、なんかちょっと馬が慌て気味だし、隅角も全然踏み込めません。あぁわたし、左の座骨が全然使えてないじゃん。「膝で反動とるなって言ってるでしょ! そのままじゃ引っかかるよ!」確かにちょっと馬が走り気味。膝やかかとの使い方も下手だし、それって座骨が据わってないからだし、悪循環だなぁ。

再度、両手前とも1頭ずつで駈歩をしますが、左手前だと巻き乗りもなんだかふくれ気味。ふだんロッキーの巻き乗りはかなり簡単なはずなのですが。「内方いじるなって、今まで何回言った!」あ、つい内方の拳を引っ張ってしまっていた。あとでN子先生に聞いてみると、ロッキーは右トモ肢のほうがちょっと強いので、左手前だとがーっと行きやすいクセがあるんだそうです。確かに右手前がふくれやすいのも分かるか。でもやっぱり自分の座骨の問題が大きいような気がするけど。

駈歩のあとの速歩はわりと前に出しやすいので、ロッキーもそろそろ長鞭いらないかなーという雰囲気になってきました。でもここで鞭を捨てて急に馬が動かせなくなっても、先生に怒られそうだしな。
輪乗りで駈歩をすると、前の馬から離れれば大慌てで走るし、追いつけば速歩に落ちそうになるし、難しいなぁ。ジュンヨーと同じで、追いつこうとして慌てて速歩で走られると座骨が使えなくて、駈歩にしにくいし。
あと10分、というところで、えいっと馬場の外に鞭を捨ててしまいました。これで重くなったとしても、あと10分だからがんばれるだろう。鞭を捨てたあとに、また駈歩の号令が出ましたが、別に鞭がなくても前の馬についていけました。なぁんだ、これくらい出てれば大丈夫なのか。
しかもなんだか、ハミを受けてきている感じ。完全な屈撓にはほど遠いけど、ロッキーにしてはまぁまぁなんじゃないかな。でも速歩の動きに合わせて、ロッキーの歯がかちゃかちゃ言っているのに気がつきました。ってことはこいつ、きちんとハミ受けてないんじゃん。もしかして舌越しちゃってるのかもなー。やな感じ。

最後になって、先生の号令で鐙上げ。ロッキーは反撞の少ない馬なので、鐙を脱いでも落ちそうになることはなく、昨今の課題である「鞍の前橋に座る」練習にはうってつけ。
「そのまま、サドルホルダー持っていいから速歩の歩度を伸ばして」あれ、サドルホルダー持っていいのかな。持ったほうが座骨を鞍に押しつけることができるようになるので、確かに座骨は使いやすいんだけど、持ってみると手綱を引っ張ってしまう分伸ばせないような気もする。結局離しましたが、あんまり伸ばすことはできませんでした。
そのばば中央線に入り、停止。停止するとすっごくきれいな屈撓の形をしてみせるロッキーですが、よく見ると停止した瞬間に舌越してました。最悪。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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