←285鞍目 | 286鞍目・泣きたいくらい (2005.10.29 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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いつもどおりの土曜日、電車で日の出へ。いつもの電車に乗れば10時すぎには倶楽部に着くはずが、青梅線の遅れにより20分以上電車が遅れ、倶楽部に着いたのは10時40分。今日は2鞍の予約を入れていて、1鞍目はグレイト、2鞍目はジュンヨーになっています。1鞍目がグレイトに当たることは予想していたから、早めに倶楽部について、馬を出してほぐしておきたかったのに、すっかり計算が狂ってしまいました。 急いで着替えをして馬装。馬装を終えたときにはちょうど11時、部班が始まってしまいます。自分のストレッチをするヒマもなく、馬を馬場へ。馬場に出る途中でちょっと立ち止まられたのが気になるが、今週はけっこうCちゃんやNさんが動かしていると聞いているから、たぶん動いてくれるだろう。 馬場で騎乗して、いざ歩き出してみると、跛行もけっこうひどいし、何しろ肩がガチガチ。「グレイトはそういう馬だって分かってるんだから、どうして早く馬出して動かしとかなかったの!」とN子先生、「だって電車が遅れてたんです。ほんとだもん」わたしだって早く動かしたかったですよぅ。 部班開始、常歩で隊列を整えて速歩に移行。ひさしぶりに部班の間(今までずっと最後尾だったので)に入りましたが、まぁちょっと遅いもののついていけてはいる。「その馬、ちゃんとハミ受けさせないと前に出ないよ」とN子先生。でもハミ受けって前に出さないとできないものでもあるし、卵が先か鶏が先か。鞭を入れるとちょっと跳ねますが、気にしないことにして前に出します。 一瞬は先頭に立って動くこともできたのですが、やっぱり後ろの馬のほうが速くて迷惑になるので、先生の指示で巻き乗りして最後尾へ。そのまま右手前までは調子よく走っていたのですが、左手前に換わったとたんにびたっと止まりました。 後退こそしないものの、どうやっても常歩しか出ない。脚で圧迫してもダメだし、座骨を前に押し込んでもダメだし、鞭も拍車も跳ねるだけ。部班の最後尾を狙ってくっつけて歩かせようと思っても、ちょびっと常歩でついて歩くだけで速歩は出せません。左手前がキライなのは分かってるけど、ちょっとあんまりだよ。 そうこうするうちに、部班は輪乗りから駈歩へ。もしかして駈歩なら出たりするか、と必死で駈歩発進をしますが、全く伝わらない感じ。仕方なく輪乗りの内側へ入って、隙あらば最後尾につけて駈歩をしようとするのですが、まったく効果がありません。先生もときどき「出せっ」とは言ってくれるのですが、だんだん見捨てられたような気持ちになってきてしまいました。 駈歩どころか速歩すら出せず、ともすると常歩すら出せないような感じになってきました。もうどうしてこうなっちゃうんだろう、先週は元気よすぎるほどだったのに。冗談抜きで、涙が出てきた。わたしがここでもぞもぞしてると、他の人馬は輪乗りの中での巻乗りとか、輪乗りの手前を換えたりができないので邪魔だし、もう隣の初心者馬場に混ぜてもらったほうがマシかもしれない。 駈歩から速歩への号令がかかったところを見計らって、先生に「みんなの迷惑になるので、部班抜けてもいいですか」と言うと、「当たり前よ、そんなに前に出せなくて」という返事。もうこの馬に乗せてもらえなくても仕方ないかもなー、なんて思いながらとぼとぼ隣の馬場に抜けようとすると、「ちょっと貸してみなっ」と先生が乗り変わってくれました。 先生が乗るとさすがに速歩、駈歩と動くのですが、でもやっぱり肩は前に出て行かない感じ。「先生が乗ってもあれですから」とNさんは慰めてくれたけど、やっぱり本当は自分でどうにかできるようになりたい。でもこの調子では自分の練習にはならないし(いや、長い目で見ればなるんだろうけど)、すごいジレンマ。 だいぶ長く乗ってもらって、ようやく乗り代わります。先生のおかげで速歩は出るようになりましたが、駈歩は跳ねまくり。そんなに拍車当ててないだろーがよ。跳ねられるとついサドルホルダーを持ってしまうのですが、先週ほどひどくは跳ねられなかったので、持ちっぱなしにはならずにすみました。でも情けない。 いったい何やってたんだろうな、って感じでレッスン終了。でも停止だけは美しいんだよね、グレイト。 下馬して手入れをしているときに、N子先生が通りかかったので「すみませんでした」と言うと、「いえいえ。でももっと鞍の前に座れるようにならないと、いつまでもそのままだよ」。ちょっとでも前のほうに座れるように、あとで鞍の後橋の下から綿をつめるという裏技を教えてもらうことにしました。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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