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(2005.10.15 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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そんなわけで16時から、小さいほうの馬場でグレイトに乗ることになりました。隣の大きい馬場では障害レッスンをやることになっていますが、まぁグーちゃんはそういうの気にしないし(というか、気にしても何もできない性格だし)。この時間は試しに乗ってみる感じなので、指導なしの1人乗りです。
ってことは誰も号令をかけてくれないので、自分で馬の調子を見ながら動かさなければいけません。ふだんはあんまりやってないけど、フラットワークの練習にもなるのでたまにはいいかも。

指導なしだから自分の好きな時間に始めていいよ、とN子先生に言われたので、グレイトの馬房へ。無口をつけて連れ出すと、久しぶりに馬房から馬繋場まで止まらずに歩きました。お、これは調子がいいってことですか?
馬装を終えたグーちゃんを馬場に出すまえに、あらかじめ馬場に出て踏み台を置いておきます。それからグーちゃんを連れて馬場に出て、腹帯を締めなおしてからひとりで騎乗。まわりに誰もいなかったので、自分でもう一度腹帯を締めなおしますが、わたしの鞍はロング託革なので、ものすごく上体を伏せないと腹帯に手が届きません。
馬をとめたままやろうと思ったのですが、珍しくまたがった瞬間にグーちゃんが歩き出してしまい、止めてもすぐ歩いてしまいます。歩かせながらでも腹帯は締められるんですけど、上から腹帯が見えないので手探りで穴を探すのが難しい。わたわたしていると、通りかかったSくんが「何やってんの?」と声をかけてきたので、「腹帯締めてー」と馬場に入ってきてもらいました。

馬が自分で勝手に歩こうとしたくらいですから、今日のグーちゃんは動くのかもしれない。常歩で歩かせてみると、いつもより跛行が気にならないし、わりと自分から歩く印象。
これだったら速歩も簡単に出るかな、と思って速歩に移行しようとしたら、それはちょっとしんどかった。鞭を使えば何とか出せないこともないのですが、わたしの推しでは1周ももたない。特に右手前だと、速歩を出そうとすると肩から逃げていったりします。
速歩を出そうとして焦って拍車を使ってしまい、グーちゃんが軽く跳ねて駈歩をしようとしました。速歩すらしたがらないくせに、跳ねる元気だけはあるのかよ。ちょっとムッときてしまい、「じゃあ走ればっ!?」とそのまま座骨を押し込んで駈歩させてみたら、4〜5歩は走らせられたのですが、駈歩を維持することもできませんでした。どっちにしろ前に出たくはない感じだなぁ。

速歩をやるのがしんどくなってきたので、常歩で前に出しながらハミ受けをさせてみようと思ったのですが、それも当然難しい。ついに見かねたSくんが、隣で歩きながら小指の使い方、拳の立て方などアドバイスしてくれますが、ときどき受けそうになるんだけどきちんと受けさせることはできません。
すると馬場の外から、「そんな常歩じゃ受けないよ」とN子先生の声。「速歩か駈歩じゃないとダメ?」「そうじゃなくて、受けさせるときの常歩はそんな常歩じゃないって言ってんの」そうなのか。ちょっと速歩で前に出してからかなー、と思って脚で圧迫してみると、速歩は出なかったのですが「それだよ!」と、N子先生とSくんが同時に言いました。速歩を出すのに失敗した常歩、けっこう歩度が伸びてて良かったらしい(苦笑)。

「乗りかわってやろうか?」とN子先生が馬場に入ってきてくれたので、お願いすることにしました。先生が乗ると、突然馬らしくなるんだよなぁ。速歩、駈歩とやってもらって、「いいよ、乗んな」と下馬した先生に足上げしてもらって再騎乗。
先生に乗ってもらうと、まず常歩でも最初の1歩目が違う。「5分は持つから、すぐ前に出す」すぐに速歩、駈歩とやってみると、まぁ素直に動くこと。「動くだろ?」「そりゃ先生に乗ってもらったから。でも明日、自分でここまでできる自信はないなぁ」「明日はあーちゃんに下乗りさせるから。でもあーちゃんが下乗りしたら、あたしがするより左が固いよ。そこは自分で何とかしな」なんとか出来る腕があるなら、今先生に乗り代わってもらってませんが…。
「あとはこいつのプロ根性に賭ける、だね」それはわたしもそう思っていました。グーちゃんはときどき乗馬としてのプロ根性を見せる馬で、八王子での試合に連れて行ったときなどはぴたりと跛行を見せず、跳ねもしなかった姿にびっくりしたものです(重かったけどね)。練習でも、馬場に出る前は必ず馬繋場でボロをして準備をするような馬。もしかしたら、明日いつもと違う雰囲気を察したら、試合モードに入ってくれるかもしれない。

「あとは時間まで、自分で好きに動かしな」とN子先生が馬場から出て行ったので(というか、指導料払ってないのに申し訳ない…)、速歩と常歩で自分で動かします。完全な形には持っていけないけど、すこしハミも受けてきたかな。
常歩で沈静運動に入ったとき、O先生が「どう? 明日その馬でいけそう?」と声をかけてきました。「正直言って、自分でここまで動かす自信はないです。たぶんJRのほうが楽に乗れるとは思うんですけど、でもあーちゃんが下乗りしてくれるらしいし、わたしがこの子と出たいから、できればグーちゃんで」「そう、分かった」ということで、明日の2課目はグレイトと出ることに決定しました。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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