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(2005.9.17 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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先週末は北海道旅行に行っていたので、2週間ぶりの日の出です。倶楽部に着くなり、先生からも会員さんからも「久しぶりじゃない?」と言われてしまいました。たった週末1回休んだだけじゃないか…(笑)。
さて今日も騎乗馬はグレイト。わたしが倶楽部に着いたときにはすでにCちゃんが乗ってくれていましたが、見ていると先々週乗ったときよりも少し跛行が気になる感じ。Cちゃんに聞いてみると、「左手前がイマイチ」だそうです。じゃあ右手前で受けさせることが先決かなぁ。
馬繋場にいったん戻ってきたグレイトに自分の鞍を乗せ替えて、時間が来たので馬場へ。馬場に出たのはわたしが一番最初だったので、騎乗してからすぐひとりで常歩を始めます。

今日のわたしにはひとつ目標があって、「駈歩でサドルホルダーを持たないこと」。ずいぶん低い目標ですが、グレイトで駈歩をするとどうしても拍車が入って跳ねられてしまい、落ちるのが怖いわたしはついサドルホルダーを握ってしまうクセがついてしまっているのです。また、一度握ると離せなくなっちゃうんだな。
せっかく外乗でリフレッシュしてきたわけだし、グラスホッパーではあれだけすごい坂を下ってきたわけだから、グーちゃんの跳ねくらいなんぼのもんじゃい、と自分に言い聞かせ、今日はサドルホルダーを持たないことを心の中で決意。持ってしまったら恥ずかしいから、人には言わなかったけど。
なのに馬場の外から、CちゃんとNさんが「サドルホルダー持ったらジュース1本ねー」だって。ばれてら。
CちゃんはN子先生に、「右駈歩はいいんだけど、左はちょっと走っちゃうかも」みたいなことを言っています。先生ときたら「よーし、じゃあ今日は左駈歩ばっかりやろう」「オニ〜! 怖いんだからそーゆーこと言わないでくださいっ」「ヒッヒッヒッ」

他の人馬が揃ったので、レッスン開始。まだ跛行が直っていないグーちゃんは、「一番後ろからマイペースでついてきな」ということで、部班の一番後ろにつきます。
左手前で歩かせてみると、確かに右より跛行がきついし、前に出しにくい。重いアルフォンスの後ろだからついていけているけど、アルフォンスとグレイトだけ前の馬たちから遅れちゃってるし。
速歩にしてもそんな感じで、右手前だときっちり入る隅角も、左手前では輪乗り程度のラインしか踏めません。巻き乗りはいちいち常歩に落ちるし。巻き乗りのタイミングでアルフォンスを追い抜く形になったので、そのまま前に行かせてもらいます。「今日は隅角とかぎゃあぎゃあ言わないから、ショートカットしてさっさと追い付きな」という先生の指示でショートカットしまくりますが、それでも置いていかれがち。

1頭ずつ駈歩、まずは右手前から。これは明らかに左が調子悪いグーちゃんのためでしょう(なんだかんだ言っても優しいN子先生)。
今日から15ミリの丸拍車に変えた(今までは20ミリのちょっと角っぽい丸拍車だった)とはいえ、どんな拍車でも使いさえすればもれなく跳ねるグーちゃんなので、慎重に発進。半減却から座骨とふくらはぎで発進したつもりが、速歩が出てしまいました。速歩の歩度をつめ、駈歩発進。なんか全然前に行かない駈歩だけど、今日はそんなに引っ張ってないつもりだけどなぁ。
全員が1周ずつ駈歩をして、次は左手前。くそー、最初にCちゃんが「走るかもよ」とか言うから怖いじゃん。発進をかけてみると、なんだかぴょこぴょこした駈歩が出ました。なんじゃこりゃあ、と前に出そうとしたら拍車が入ったらしく、ぱこんと立て続けに3回跳ねられ、2回までは腰を張って我慢したのですが、3回目につい一瞬サドルホルダーに手が伸びかけました。でもこんなことじゃダメだー、と必死に自分に言い聞かせ、すぐに手放しましたが。

全員で一斉に駈歩で輪乗り。グレイトは輪乗りのラインは正確に踏ませられるのですが、なんだか今日の駈歩は上に向かうような駈歩で、前に出ない。経験上、こういうときは自分が抑えてしまっていることが多いので、「いいよ、好きに走りなよ」と手綱を譲ってみたのですが、それでも前に出ない。
「上に行く力を、前に出せばいいんでしょ!」えーと、そうしたいのはやまやまなんですが、そう簡単に力を変換できたら苦労はしません。拍車ではないので、座骨で推すしかないんだけど、騎座がまだまだできていないわたしの座骨なんて効きやしない。
しかも左手前の駈歩が走りにくそうなグーちゃん、長蹄跡が我慢できなかったらしく、ほいっと踏歩転換してしまいました。「踏歩転換なんかされてんじゃないの!」と怒られつつ、半減却で速歩に落とし、すぐに発進しなおしたらきちんと正手前が出たのはさすがでしたが。
でもこの日は、左手前の駈歩を持続させようとすると必ず手前を変えられてしまいました。調子が悪いのは右のツメのはずなんだけど、その影響で左トモを使いたくなかったのかなぁ(想像なので、違っていたらすみません)。

駈歩のあとの速歩で、だいぶハミを受ける体勢になってきました。グレイトのほうは歯ぎしりしているので、すっかりハミ受けする気になっていると思うんだけど、わたしの拳のほうがいけないんだな。
基本的にはハミを受けようとしているのですが、ときどき頭を上下に振ったりする。拳が揺れるのがいかんのだろうなぁ、と思っていると、「拳ばっかりじゃなくて、指をやわらかくしないからよ! そういうときは、指の中で微調節しなさい」とN子先生。
先生の言うとおりにできたかどうかは分からないけど、「はい、指ね、指」と意識したとたんに、グーちゃんが頭を振るのをやめて、かくっと顎を譲ってきました。あれ、これってうまくいったってことか?

速歩から「各個に左へ、中央線で停止」あ、もうレッスン終わりの時間か。速歩を維持したまま中央線まで直進し、半減却を使って停止。そのまま譲らずにじーっと我慢していれば、グレイトは勝手にバランスバックしてくれるはずなのですが、今日はイマイチな感じ。でも見た目は悪くない停止だったらしくて、先生には「始めからそのくらい受けさせなさいよ、もう」と言われました。
今日のレッスンの目標だった「サドルホルダーを持たない」は、一瞬だけ持っちゃったのを忘れれば(いいのかよ…)おおむね達成。でも、あとで先生が言うには「KYOKOさんは、怖いと思うと膝が上がってるんだよね。ダンナさんと足して2で割ったらいいのにって、いつも思うわー」ということでした(ちなみに相方は、もちろん度胸はあるのだが体が固いらしい)。
ヘタな上に度胸ナシですみません、ホント…。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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