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(2005.8.27 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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少し涼しくなったような気がする土曜日、今日も11時の予約で日の出へ。先週は2鞍乗って、軽度の熱中症でダウンしてしまったので、今日は1鞍だけにしておこう。
で、倶楽部に到着して配馬を確認するとロッキーでした。最近多いなぁ。ずっとティーディマンか折り返し手綱かの矯正具をつけて乗られていたロッキーですが、最近は矯正具なしで乗る人が増えています。それだとどうしても頭を恐竜みたいに上げてハミから逃げてしまうのですが、なんとか矯正具なしでハミを受けさせたいものだ。

直前の時間にもレッスンに出ていたロッキーが上がってきました。10分間のインターバルの間に鞍を乗せ変え、ついでに水を飲ませようとしましたが飲んでくれません。飲まないと辛くなるよぅ。
少し早めでしたが馬場に出て、常歩で歩いていることにしました。前回乗ったときは「常歩のうちに受けさせちゃいな」とN子先生に言われたのですが、まったく受けさせられませんでした。先生からは、ロッキーは右のハミしか取らないと言われたので、左手前で輪乗りや巻き乗りを繰り返して、外方のハミに乗せようと思いましたが、なかなか乗せられない。まぁ肩から逃げないだけマシなのかな。
人馬が揃い、N子先生の指示で隊列を整えます。私はダンス、ジュンヨーの後ろで3番騎。巻き乗りをしてそこに入ろうとしたとき、N子先生が馬場にしゃがんで何か拾っているのが見えました。「先生何してるんですかっ」「へっへっへー」うげー、今日のN子先生は石を投げるという噂は本当だったか…。こわいよぅ。

N子先生に「あれぇ、拍車つけなかったの?」「だってムダに走られるじゃないですかぁ」「いいよそんなの」と言われながら、軽速歩でレッスン開始…した瞬間、拍車をつけてこなかったことを後悔。しまった、今日のロッキー重いじゃないか。短鞭は持ってるけど、わたし短鞭使うの下手だしなぁ。駈歩だとわたしの拍車の使い方が悪いので走っちゃうことが多いけど、常歩と速歩のときだけ着けておける拍車とかないもんかな。
前の馬には追いつけないわ、後ろの馬には追いつかれるわで、短蹄跡をショートカットしますが、それも周ごとにやらないと追いつけないくらい。
「リズムがない、リズムが!」と怒られ、座骨でリズムを作っていこうと努力はするのですが、リズムを作っていくという感じがどうもつかめない。

1頭ずつ駈歩をしますが、発進に失敗して速歩が出てしまい、そうなるとロッキーは頭を上げて速歩でずだだだーと行っちゃうんだよね。「常歩からっつってるでしょ」と怒られつつ、なかなか常歩に落とせませんでしたが、なんとか常歩に落としてから駈歩発進。
駈歩が出たはいいが、鐙がどうしても深くなる。自分でそう思っていると、当然N子先生もそう思っているわけで、「薬指で踏めって言ってるでしょ! なんでできないの! やらないと石投げるよ!」それは勘弁…。でも馬のほうも分かっているらしく(もしかしたら前のレッスンで本当に石投げられたのかも)、先生が近づいてくるとびくびくしているような感じ。そこでわたしも悪い癖が出て、先生が近づいてくると思わずサドルホルダーに頼ってしまったりして、人馬ともにびくびくしてても仕方ないんですが。

駈歩で巻き乗り。「内方脚! なんで踏めないの!」とN子先生に怒鳴られると同時に、ロッキーがびっくりして前肢をばたつかせ、軽く立ち上がりました。わー、先生ったら本当に石投げちゃったよ。ロッキーが立ち上がった時点でわたしもバランスを失ったので、こりゃー落ちるかな。いや、むしろ降りとくか? と頭をよぎっているうちに、反射的に拳を譲り、腰を張ってバランスを立て直していた自分がいました。
「そんなのかまうな、駈歩っ」と言われるまでもなく、速歩に落とす気なんかさらさらない。すぐに駈歩に戻して蹄跡へ。
左右の駈歩をしている間は、ハミに適度な重さがかかってきて、ハミから逃げる感じもない。速歩に落として、「せっかく駈歩で受けたんだから、そのまま維持」とN子先生に言われ、外方をじっとり持つように意識はするのですが、やっぱり速歩だとうまくは受けない。まぁ駈歩のときも、受けたって言えるほどきちんとハミを受け入れている感じではないのですが。

輪乗りから順次駈歩。駈歩発進の時点では鐙が浅く踏めているのに、3歩と行かないうちに深くなってしまいます。かかとも下げているし、なんでいちいち深くなっちゃうかなぁ。あ、分かった。膝が固くなった瞬間に鐙が深くなってるんだ。発進したあとに、前に出そうとして脚に力を入れた瞬間に鐙が深くなってしまうようで、たぶんそれは膝にまだムダな力が入っているということなのでしょう。
そこまでは分かったけど、それがどうやったら直るのかは分からない。先生の言うように薬指で鐙を踏もうとはしてるんだけど。
途中で前の馬が速歩に落ちると、ロッキーもつられて速歩に落ち、駈歩に戻すまでに頭を[わわわわわ!] と上げて速歩のまま突っ走ってしまう。本当は駈歩をつめたまま、前の馬が駈歩に戻すのを待てるくらいじゃないといけないと思うんだけど。

なーんとなく頭は下がってきたんだけど、受けるというにはほど遠い状態のままレッスン終了。鐙も踏めないままだし。くやしいので、当分この子の攻略法を追求したいわ。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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