←試合 270鞍目・内方から発進する
(2005.7.30 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
271鞍目→
この暑いのに我ながらよーやるわ、と思いつつ、今日も11時と16時の2鞍の予約。倶楽部に到着してみると、なんと9時のレッスンで3人もの会員さんが暑さで熱中症っぽくなってしまったとか。熱中症で救急車に乗った経験のあるわたし、水分補給は必須だぁ。
配馬表を見てみると、11時がロッキー、16時がハイセイコーJR。JRとはここんとこめっきり相性が悪くなったので、うまく乗れるといいけどな。
1鞍目のお相手ロッキーちゃんは、先日拍車をつけて駈歩したら走られまくったので、どうしようかな。常歩・速歩では、むしろ拍車がないと重くて仕方ないし、拍車をつけて走られたところでタカが知れてるから別にいいんだけど。N子先生に「先生、今日わたしロッキーちゃんなんですけどぉ」「うん、何?」「拍車つけてもいいと思う?」「まぁやめとけば。走られてもいいけど、あんまり走らせても馬のためになんないし」そりゃそーだ。

そんなわけで今日は拍車なしで乗ることにして、ペットボトルを抱えてロッキーの馬房へ。ロッキーは9〜10時のレッスンでも使っていたそうなので、ブラシかけはしなくてもいいことにして、馬繋場に出して蹄の裏掘り。前のレッスンで巻いていたらしい肢巻がゆるんでいたので、まき直します。
今日もとりあえず、折り返し手綱を使用することに。会員のSさんなんかは最近、ティーディマンはもちろん、折り返し手綱もなしでロッキーに乗っているみたいなのですが、わたしは矯正器具なしでロッキーを受けさせる自信がない。折り返しがあったって、ちょっとしたタイミングでがーっと頭を上げてしまう馬ですから。

馬装が終わってしばらくすると、前のレッスンが終わったようです。今はサマータイムで13〜15時のレッスンがお休みのため、他の時間に予約が集中して、1レッスンあたりの頭数が多め。10時のレッスンも多めだったので、全頭が上がってくると馬繋場に入りきらないため、ロッキーを早めに馬場に出して歩いていることにしました。
N子先生が補助に出てきてくれたので、騎乗しながら「ロッキー重かったらどうしよー」と言うと、「短鞭持ってな」と鞭を渡してくれました。
それで歩き出してみると、やっぱり重めだな。前回は拍車・長鞭とフル装備だったせいで余計にそう感じるのかもしれませんが、彼はもうちょっとサクサク歩く馬だと思うんだけどな。

この時間は4頭部班で、ジュンヨー、ダンス、ロッキー、JRの順で隊列を組みます。N子先生の号令で軽速歩にしますが、全然リズムが乗ってこないなぁ。なかなか前に出せず、ジュンヨーとダンスに置いて行かれてしまうし、このままでは後ろのJRにも迷惑をかけそうなので、仕方なく短蹄跡をショートカット。
あんまり前に出て行ってくれないのは、もしかして折り返し手綱がきついのかなーと思って緩めてみますが、別に変化はないみたい。前に出て行っていない分、折り返しを使っていても受けてきてくれないし。

先頭から1頭ずつ左駈歩。1頭ずつの駈歩だと、ロッキーちゃんは前の馬につられて駈歩をしてしまったりするのですが、今日はその気配もなし。
わたしの番が来たので駈歩発進。さすがに拍車がなければぶっ飛ぶこともないようですが、ちょっと馬なり気味で走ってしまい、小回りの利くロッキーにしては、隅角が踏み込めませんでした。「何、その隅角は」「はい、すみませーん」とか言いながら前の馬の後ろに入り、常歩に落とします。
右駈歩も同じく1頭ずつ。こっちは左よりもスムーズに発進できたので馬なりにならず、隅角もだいぶマシでした。

駈歩のあとの速歩は、馬が少し前に出たがるものですが、ロッキーにしては大して出ないな。前に出てくれたほうが受けさせやすいんだが。
速歩から常歩、5歩でまた速歩発進。N子先生ったらまたシンプルチェンジの下地を練習させようとしてるな。
「今の発進、タイミングが違ったよ。おかしいの分かった?」「えーとえーと、ちょっと飛び出す発進しちゃったのは分かった」前に出るというよりは、上にあがるような発進をしちゃったとは思うんだけど。「そうじゃなくて、速歩は内方から発進する。次はちゃんとやんな。はい常歩、5歩で速歩」
5歩の間に必死で考えます。内方から発進するっていうのは、たぶん後肢のことだろう。内方のトモから発進させるためには、トモが浮いた瞬間に内方脚メインで発進するのがベストだろうな。座骨使うと駈歩出ちゃいそうだし。
5歩目、半減却を使ってから内方を強めに脚で圧迫。「ほら」「できてなかった?」さっきの発進よりは滑らかに出たと思うんだけど。「できたでしょ」あ、そういう意味か。すみません、すぐ感覚的につかめないわたしで。

全頭で輪乗りから駈歩。こういうときはやっぱり釣られ駈歩が出てしまったりして、そうやって出た駈歩はたいがい反対駈歩だったりする。いったん速歩に落とし、正しい手前で発進しなおします。
ロッキーのいいところは、わたしがここを踏ませたいと思ったラインにきちんと入ってくれること。輪乗りでも、X点と蹄跡に触れる3点を意識して踏ませに行けます。
しばらく駈歩と速歩で動かしたあと、相方とわたしのふたりだけ「列へ」。ほかのおふたりはビジターで30分×2鞍なので、会員レッスン50分のわたしたちより10分長いようです。馬場中央で停止、「よしOK、愛撫して下馬」とN子先生が言うので、そこそこの停止ができたようです。

この日、わたしのあとにロッキーに乗った相方とkssqさんが、ティーディマンも折り返し手綱もなしで乗っていました。さすがにハミ受けは難しいようでしたが、「あれでもぶっとばなくなったじゃん。じゃあ次はKYOKOさんも、折り返しナシね」とN子先生に宣言されてしまいました。「え〜…まぁなくても乗れることは乗れるけど」「もちろんそれで受けさせるんだよ」「やっぱりそう来た? それが難しいんじゃないですかぁ!!」「KYOKOさんは、できなきゃダメ〜」やっぱりスパルタのN子先生でした。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


←試合 271鞍目→

乗馬日記トップへ / トップページへtop