←266鞍目 | 267鞍目・今さら場外乱闘 (2005.7.18 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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3連休の最終日、かなり暑くなりそうでしたが今日も頑張って日の出へ。今日は11時に部班と、16時に馬場レッスンを入れていたつもりでしたが、予約の手違いがあり16時も部班レッスンになってしまいました。でもO先生が、「こっちのミスだから、部班の最後に2回くらい経路を踏ませてあげる」と約束してくれました。 で、11時の部班の相手はハイセイコーJR。ふだんは初心者さんばかり乗せている馬ですが、O先生によると「初心者さんばっかり乗せてるとつけあがるから、今日は乗れる人しか配馬してないから」「じゃあしばき倒していいですか」「どんどんやってー」だそうです。 自分の準備をしているとき、N子先生が「KYOKOさんのために隅角作っといたから」と言うので馬場を見ると、隅角の角から対角線に向かって1mほど内側のところに、1個パイロンが置いてあります。「あのパイロンとラチの間が通れなきゃダメだからね。パイロン倒したら罰金。ジュース1本おごってもらおうかな」「オニー!」「収縮してない歩度なら、そこが正しい隅角なの」 10時半ごろ、9〜10時にお仕事をしていたJRは馬房で休憩中。JRの隣の馬房で、無口をかけさせないダンスに相方が手こずっているのを尻目に、JRにさくっと無口をかけて馬繋場に連れ出し、馬装します。 前のレッスンが終わって、馬繋場に馬があがって来る時間になりましたが、馬繋場の数が足りない。まだ次のレッスン時間には数分早かったのですが、馬繋場を空けるためにJRを早めに馬場に出すことにしました。 O先生が騎乗補助に来てくれて、「悪いけど、時間まで適当に常歩で流しておいて」と言いながら腹帯を締めてくれているとき、「うぐっ!!」生意気にもJRが、先生の足を蹴りやがったのです。すかさず鞭で叱ると、「いいよ、今腹帯外れちゃったから危ない」と、痛みをこらえながらO先生。その分レッスンでしばいちゃうからな、JR。覚悟しろよ。 しばらく常歩をしていると、だいたい人馬が揃ったようです。この時間は5頭部班、指導はひさびさにN子先生です。「じゃあJR先頭で行こうか。パイロン倒したらジュース1本だよー」げっ。しかも後ろについたのは、前進気勢の強いジュンヨーやらチョコやら。さっそくオニだなぁ、N子先生ってば。 でもむしろ隅角を踏ませたいときは、他馬の後ろよりも先頭のほうが、前の馬についていったりしないので楽。隅角の3歩手前で半減却、内方脚で押し込み、隅角を出るときに半減却、としつこくやっていると、隅角がきちんと踏めるときもあります。 本来ならJRはストライドが大きい馬なので、軽速歩できちんと出していけばジュンヨーにも遅れをとらないはずなんだけど、先頭だからかいつもにも増してやる気ない。ちょこちょこ鞭を使うと機嫌が悪くなるだけなので、長蹄跡に出した瞬間だけとか、メリハリをつけて鞭を使うようにします。 各個に巻き乗りは、体の大きい馬なのでちょっと大回りになったりしがちなのですが、半減却を使ってから慎重に内方脚で押し、蹄跡を外れた元のポイントに戻ることを心がけていたら、今日はあまりN子先生に怒られないや(そういう基準か)。 「15mの巻き乗り」うわー、ふだん10mか20mにしているから15mって微妙だわ。でも図形は正しかったみたいで、N子先生の「よし」が出ました。 左手前で、まずは1頭ずつ駈歩。おとといと同じで、速歩でどうにか折り合いがついた感じになっていても、駈歩にしたとたんに巻き込んでハミ外しやがる。ふつう巻き込むというのは前に出せていない場合にやられることが多いものだけど、駈歩の勢いだけは変にあるし。 右手前でも1頭ずつ駈歩。こういう風にハミを外されると、伸ばすのは簡単なんだけどつめるのが難しい。でもつめておかないと、隅角に踏み込めないし。騎座だけでつめられるくらいの技量があれば問題ないんだけど。 道路側の短蹄跡(左図で左辺)に入る前の隅角は、割と踏み込めたかも。半減却を使って短蹄跡へ。あ、短蹄跡にラチがない。ちょっとイヤな予感。これは次の隅角を甘くしてでも内側に切り込ませないと外に出ちゃうなー、と思ったときにはもう遅く、JRがひゅっと左によれて、そのラチのない部分から外に出てしまいました。てめー選んで外に出やがったな! このまま直進してしまうと、馬場の大枠の金属ラチに正面衝突してしまうので、そこは無理矢理右に曲げ、細長い待機馬場に入れます。そうしながらも速歩に落とそうとしているのですがなかなか勢いが殺せず、このままじゃ次のラチを飛越しちゃうんじゃないか。飛んじゃおうかな、いっそ。でもそんなことをしたらN子先生にもっと怒られそうなので、なんとか速歩から常歩に落としました。 N子先生に「何やってるのかと思った。早く戻んな」と言われつつ、照れ笑いしながら馬場の中に戻ります。経路練習じゃなくても、場外失権しちゃうなんてなぁ。またネタを作ってしまった。 全頭で、順次に駈歩。JRはストライドだけは大きいので、前の馬に追いついてしまうとすぐ速歩に落ちてしまいます。そうじゃなくてさぁJR、つめた駈歩とかしようよ。 右手前でパイロンのある隅角に入ると、JRはどうも曲がりきれないみたいで、どうしてもここで一瞬速歩に落ちてしまいます。あわてて駈歩に戻しますが、「ごまかしてるんじゃない!」とN子先生に怒られてしまいました。ごまかしてるっつーか、JRが速歩に逃げちゃうんですぅ。 駈歩のあと、速歩と軽速歩で前に出していきますが、「KYOKOさん、いま軽速歩にするときに半減却使わなかったでしょっ」あ、そういえば。「だからそんなメリハリのない軽速歩になるんだよ。軽速歩やめ、速歩」で、速歩にしてからまた軽速歩。今度はちゃんと半減却を使ってから軽速歩にします。 速歩から「常歩に落として、5歩でまた速歩」ですが、速歩からの下方移行がちょっとだらだらで、上方移行もだらだらになってしまいました。「KYO〜KOさんっ。今ちゃんとやった?」「いえあの〜、6歩でした」「ダメじゃん。あなたはこれを駈歩で出来るようにならないといけないんだからね。そうじゃないとシンプルチェンジにならない」あ、やっぱりそういう練習でしたか。O先生といいN子先生といい、なんか最近私に次の段階の練習をさせようとしている気配が…。いや、嬉しいんですけどね。 「列へ」で馬場中央に入り、停止したとたんにどっと汗が。停止してからJRの首を見ると、これも汗でびっちょり。この日はちょうど梅雨が明けるか開けないかの日で、天気は良かったのですが湿気もすごかった。先生たちは馬場の照り返しと湿気で大変だっただろうと思います。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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