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(2005.7.16 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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今日は1鞍しか乗らないつもりでいたのですが、乗り終わってみるとなんかもう1鞍くらい乗れそうな気がしてきました。配馬表を見に行くと、ちょうど15時のジュンヨーにキャンセルが入ったらしい。最近ジュンちゃんに乗ってないし、代わりに乗せてもらおうかな。それでママさんに相談に行くとOKだったのですが、15時は少し頭数が多いので16時にずらしてもらいました。
ところが15時ごろから遠雷が聞こえだし、雨もぽつぽつ落ちてきました。雨はかまわないけど雷はイヤだなあ、いくら物見しないジュンちゃんが相手でも。

そんなわけで15時半ごろ、ジュンヨーの馬房へ。ジュンちゃんを馬繋場に連れだし、裏掘りしようとしたら、左前肢をなかなか上げてくれません。あれ、前からこんなだったっけな。左前さえ上げさせれば、あとはほいほいと上げてくれましたが。
馬装が終わってレッスン開始時間が来ても、まだ遠雷が聞こえます。なんとなく馬も耳をぱたぱたさせているし、やな感じだなぁ。でも曇ってきたので暑くはないかも。
他の馬が馬場に出てきたので、私もジュンヨーを連れて馬場に出ます。

この時間は乗らない相方に騎乗補助をしてもらい、まずは手綱を伸ばした常歩で蹄跡へ。今日は拍車も長鞭もフル装備ですが、ジュンちゃんってこんなもんだったかな? 以前よく乗ってたころに比べて重いような気も。
少しずつ手綱をつめていきますが、思っていたよりも口が強い。そこへ「さっきも言ったけど、もし内方のハミに乗ってくるなら内方支点というやり方もあるんだけど、それはすごく難しいから、いっそフラットに使ったほうがいいこともあるよ」とO先生。
「じゃあ気を付け、ジュンヨー先頭でチョコ、アルフォンスの順でいきましょう。そっち側(道路側)は馬場が悪いし、3頭しかいないから、基本的にこっちで輪乗りでレッスンしましょう」ということで、C〜X点を使う感じで輪乗りに入ります。

左手前の輪乗りで、速歩から軽速歩。輪乗りなので、C点とX点、その間の蹄跡には1歩ずつ触れるように意識してライン取りしていきます。
ジュンヨーは側方の屈曲が苦手な馬で、内方姿勢をとらせるのはかなり難しい。とにかく外方を意識させることだと思い、外方の拳を静定し、そこに向かって内方脚を使うことに努めます。
内方の拳は軽く控えてみたのですが、「内方は控えるにしても開くにしても、引っ張ったら逆に作用するからね」とO先生が言うので、いっそ内方のハミを軽くしてやるために開き手綱にしてみました。
いろいろ試しているうちに、「KYOKOさん、今だんだん受けてきたの分かる? ジュンヨーなら、もう少しだけ受ければ充分」そういえばハミにかかる重さが一定してるし、速歩のリズムも一定。なんか今のジュンちゃん、すごくいい感じで動いてませんか。

「輪乗りの手前を換え」で、輪乗りの中をゆるいS字を描くようにして右手前に入ります。「KYOKOさん、今のは輪の中心を通ってなかったね。そうすると右に出るときに余裕がなくなっちゃうよ」
ジュンヨーは右手前になったとたん妙に勢いがつき、曲がってくれなくなる馬。しばらく乗ってないから忘れてた。ともすれば輪乗りから外れて長蹄跡を走りたがるジュンちゃんを、外方の壁と内方の脚でなんとか曲がらせますが、けっこう苦しい。
「輪乗りの中で、順次巻き乗り」前にジュンヨーの右手前で、巻き乗りの号令を無視しまくった記憶が蘇ってきます。手綱で曲げたら絶対に曲がらないよと言われたことも。内方の座骨と外方脚をメインにかなり頑張って、ちゃんと巻き乗りすることができました。
と、ホッとしたのもつかの間、X点からH点に向かおうとするところで、クルッと左を向こうとするし! 油断は禁物だぁ。

輪乗りのまま左手前の常歩で鐙を脱ぎ、「そのままそーっと速歩発進。自信がない人はサドルホルダー持ってもいいよ」ということで、鐙上げの速歩。反動の固いジュンヨーですが、まあなんとかなるかなーと思ってサドルホルダーなしで速歩をしていたら、3歩くらいで早くも反動に付き遅れ、お尻がはねだしました。
やっぱダメか、と外方の小指だけサドルホルダーに頼ることにしたのですが、しばらくサドルホルダーありで速歩しているうちに、やっぱりなくても平気な気がしてきました。試しにそっと離してみると、なあんだ座れるじゃん。
それから鐙をはくと、急に鐙が短く感じます。

1頭ずつ駈歩をしましたが、我ながら発進は両手前とも良くなかった。先生が「ジュンヨーは輪乗りの距離では止めにくいだろうから、蹄跡使っていいよ」と言ってくれたので蹄跡に出ようとしたのに、ジュンヨーは輪乗りだと思い込んだらしく、なんか山形乗りみたいになってしまいました。
輪乗りで順次に駈歩をしたあと、速歩。「肘をやわらかく、拳は少し高めの位置で保持。基本的に姿勢はいいんだけど、少し倒しすぎになっちゃうよね、ウエイトのない人が座骨を使おうとすると。僕もそうだから分かるけど、少しだけ起こしてみて」と先生に言われるままに姿勢を作っていくと、「ほら、ジュンヨーが完全に受けてる」確かに、練習馬でしかないジュンヨーにしてはきちんと屈撓して、すごく安定してる。次の時間に障害レッスンを控えた相方も、わざわざ馬場に出てきて「今、すごくいい感じで乗れてるじゃん」と言ったくらい。レッスン後のO先生の補足によると、「あれくらいしっかり座れてれば、ジュンヨーでもあんなに受けるんだよ。すごく歩様も良かったんだよ」ということ。

遠雷もいつのまにか遠のき、雨もほとんど降らずにレッスン終了。あとで他の会員さんに「KYOKOさん、座りがずいぶん変わったね」と言ってもらえたし、この日の騎乗では、なんだかいろんな人に誉められたので嬉しかったです。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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