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(2005.7.16 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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3連休の初日、来週に試合を控えている私たちなので当然日の出へ。相方は部班と障害の2鞍予約を入れていますが、私は暑さに弱いし、サマータイムで13時・14時のレッスンがなくなって予約できる時間も限られているので、今日は1鞍でいいかなと思い、11時のみの予約。到着して配馬表を見ると、ハイセイコーJRでした。JRはこの暑いのに朝からずっと使われているし、きっと機嫌悪いんだろうなー。
JRは10時から初心者さんの調馬索レッスンに出ていたので、それが終わって馬繋場に上がってくるとすぐ、自分の鞍を乗せ替えます。すぐに開始時間になったので、JRを連れて馬場へ。これがもう、いかにも馬場に出たくありませんという足の運びの悪さ。
この時間のレッスンはなんと6頭部班で、N子先生が所用で留守にしていることもあってスタッフの数が足りていない。仕方がないので、JRを引いたまま自分で踏み台を取りに行き、騎乗しようと準備していたら、厩務員Oさんが補助に出てきてくれました。
腹帯を締め直してもらって、常歩で手綱を伸ばしたまま蹄跡へ。JRは後肢で虫を追いたくてしかたないみたいなのですが、そのたび脚で叱りながら歩かせます。鞭で叱るにはまだ早いだろー。

人馬が揃い、O先生の指示で隊列を整えてレッスン開始。私は3番騎に入ります。
「KYOKOさん、なんかメールで相談して来てたけど」そうそう、先週のララミーのレッスンで、セトホウザンのハミが全然手の内に入らなかったことをメールで報告していました。「分かってると思うけど、やっぱり基本は外方の拳の安定だからね。その馬は口向き難しいけど、逆にハミ受けのトレーニングにはなるはずだから、ちょっと頑張ってみて」あ、そういう意図の配馬でしたか。肘をできるだけ柔らかく、馬場乗りらしく拳は少し高めの位置(肘と同じか、少し下くらいの高さ)で静定するように言われました。

早速機嫌の悪いJR、速歩にするとたまに口を軽くつっかけてきますが、そんなものは無視。少しだけ持っていかせる振りをして、上からかぶせるように拳を戻していきます。
外方の拳を動かさないように気を付けながら軽速歩。先生の言うように今までより拳を高めに、肘をやわらかくして乗るようにしていたら、なんか拳がぶれないようになってきたかも。鏡で確認すると、ちょっと先生の拳の位置に近づいてきたかな? なんて、軽く自己満足。

JRの頭もだんだん下がってきて、鼻面を前に突き出さないようになってきました。でもこれはただ頭を下げているだけで、ハミを受けているというにはまだまだ。
「拳を高くすると馬の頭は上がるし、拳が低いと馬の頭は下がります。もちろん例外もあるけど、頭に入れてうまく使ってみて」ってことはだ、このただ下がってるだけのJRの首を起こしたい場合、やっぱり拳が低いとダメってことだ。高めの位置で安定させた外方のハミに向かって、内方脚をしっかり使うようにしていると、JRの首が盛り上がるように起きてきました。ハミをつっかけないし、なんか安定した感じ。もしかしてこれを「折り合いがついた」と言うのかな。

先頭から1頭ずつ、右手前の駈歩。前の馬が駈歩をする間は常歩で待ちますが、とたんに口をつっかけはじめるJR。さっきまでいい感じだったのになんでだよぅ。
自分の番が来たので駈歩発進。発進は良かったんですが、駈歩を始めたとたんに首を下げて巻き込まれ、ハミの感触がいきなりなくなってしまいました。ハミ外しやがった! 「すごいやな感じですね、これ」ハミを外されてるから、隅角を回るにも壁がつくりにくいし。
左手前でも1頭ずつ駈歩をしますが、私の順番が来たときには駈歩の指示ではなく、「速歩で」の指示でした。速歩でハミを受ける練習をさせてくれようとしたのでしょうか。

全頭で順次駈歩をしたあと、「KYOKOさん、最後ちょっとだけ先頭やってくれる? で、6頭もいるから駈歩はできないけど、速歩か軽速歩だけでいいから」「…もしかして、2課目踏みます?」「するどいねー、その通り」というわけで、先頭に出て速歩。A点から中央線に入って経路をスタートしますが、早くも中央線に入るところでオーバーラン。
いくら速歩だけでいいと言われたとはいえ、ちょっとだらだらな速歩でメリハリがないなぁ。でも後ろを見ると、これ以上歩度を伸ばすと間をあけてしまいそうなので、これくらいでリズムを一定にすることを考えたほうがいいか。
常歩のパートも先生の指示で速歩のまま通過。どうしてもメリハリはなかったのですが、これくらいの歩度だと隅角や輪乗りのラインは割と狙えました。

レッスン終了後、自馬会員のOさんが「ずいぶん騎座がよくなってきたわね」と言ってくれました。彼女は私なんかよりはるかに乗れる人ですが、なんだかよく私の騎乗を見ていて評価してくれます。「あと、あなたの軽速歩はきれいだね。速歩はもうちょっとだと思うけど、軽速歩はすごくきれいよ」だそうです。
ほかの人には、「今日のJRはずいぶん屈撓してたね」と言われ、まぁそれは形だけなんだけど、ちょっといい気になっちゃいました。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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