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(2005.7.2 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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さて、本日2鞍めのお相手はロッキーちゃん。16時からの騎乗ですが、14時からのレッスンでロッキーに乗ったSさんが言うには「ロッキー重かったよ」ということ。ロッキーちゃんは、うちの倶楽部の中では軽いっていうか軽すぎる(どうかすると走っちゃう)ほうの馬なのですが、今日は確かに見ていても重そうに見えた。こりゃ今日は拍車使うか。とは言っても、拍車が刺さるとぴゃーっと走ることもある馬だから、丸拍車にしておこうっと。
15時半ごろ、ロッキーの馬房へ。無口をつけて馬房から連れ出し、馬繋場につなぎます。ロッキーのほうは今日はもう3鞍めなので、ブラシは省略して蹄の裏堀りのみ。装鞍し、腹帯の両脇から折り返し手綱を装着しておきます。先日久しぶりに乗ったとき、ティーディマンをやめて折り返し手綱にしてみたらけっこう乗りやすかったし、O先生にも「いずれ大勒の練習も始めないとね」と言われているから、その練習にもなるかもしれないし。

レッスン開始時間になったので、ロッキーを連れて馬場へ。この時間には乗らない相方が補助に出てきてくれたので、折り返し手綱を装着して騎乗。さきにチョコに騎乗したSくんが右手前で蹄跡に出ていたので、ぶつからないように自分も右手前で蹄跡へ。…と思ったらチョコちゃん、半巻きしてるし(笑)。
この時間はチョコ、ロッキー、ハイセイコーJRの3頭。指導のO先生に言われた順番で隊列を整え、レッスンが始まります。「この組は一応経路を踏める人たちだから、ハミ受けも少し意識していかないとね。KYOKOさんは折り返し使ったの? じゃああまりきつく使うと荒れちゃうから、顎を譲らせたらあとは前を楽にしてね」「はい、コスモのときと一緒ですね」

先生の号令で速歩に移行した瞬間、鞭を持っていないことを後悔しました。ふだんは割と軽めの馬なので、長鞭を持ったりすると物見することもあるのでやめていたのですが、今日のロッキーは想像以上に重いわ。
軽速歩で前に出そうと思うのですが、なかなか前に出せず、仕方がないので短蹄跡をショートカットして追いつくようにします。ロッキーは抱きが細くて脚が納まりやすく、馬体から離れがちな私の脚もちょっとはマシに馬体にくっつけておけるのだけど、それでも前に出せないというのはどういうことだ。
折り返し手綱を使っているので、だいぶ顎を譲らせることはできているのですが、前回乗ったときのほうが良かったな。なぜか左のハミばかり強くて、右のハミは軽い。左手前だと内方のハミばかりとるので、支持バミでなければならない外方のハミがちっとも保持できず、結果的に馬が外を向いたまま走るような感じになってしまいます。どうしたらいいんだろ。

巻き乗りの途中で止まりそうになったり、いやー重いな今日のロッキーちゃんは。チョコに乗っていたSくんが捨てた鞭、拾って使いたいくらいだわ。隅角や巻き乗りに入るとき、かくっと前に首が沈むのはなんでだろう。グレイトに拍車を使うと、いったん首をもぐらせてから後肢でぱこんと跳ねるけど、それの前半だけやってるのかな? ってことは私の拍車が入ってるってことなんだけど、もぐるくらいなら前に出てくれぇ。
1人ずつ駈歩。ふだんのロッキーなら、前の馬が駈歩をするときにはしっかり抑えていないと、つられてぶっぱなし駈歩をするんですが、今日はそんな気配もない。自分の番が来て、「じゃあ次ロッキー、そっと発進しましょう」とO先生が言ってくれたのに、そっとしすぎて駈歩出ないし。
速歩が出てしまったのをいったん抑え、常歩に戻してから発進したら駈歩が出ました。実はこの子で拍車ありで駈足するの初めてのような気がするけど、今日は重いせいか拍車ありでも全然飛び出さないみたい。というか、左手前でも右手前でも、珍しく発進が重い。

全員で、輪乗りから順次駈歩。順次だとやっぱり前につられ気味になるのか、私の拳の保持が悪かったのか(たぶんこっち)、頭をかーっともたげて速歩でだだだっと飛び出してしまいました。あらら、やっちゃった。座骨を落とし込んで速歩を控え、ちょっと折り返し手綱を効かせたらすぐ頭を下げてきたので、すぐに駈歩発進。やっぱり折り返しの威力は絶大だなー。
「KYOKOさんはアルフォンスよりロッキーのほうが、安定して乗れるみたいだね」とO先生、「えっ、そうですか?」「脚が安定してるよ」へぇ、そうなんだ。どっちも抱きの細さは似たようなものなんだけど、反動がロッキーのほうが楽だからかなぁ。でもロッキーの反動は左右に大きいので、拳が揺れるような気がしていたんだけど。

「最後にもう1回、輪乗りから順次駈歩でまとめましょう」ということで、輪乗りで駈歩。調子よく駈歩を続けていたつもりだったのですが、なんだかだんだん騎座が安定しなくなってきました。なにこれ、私どうしてこんなに座れないわけ? 反動の高いアルフォンスでもここまでお尻が離れないものを、なんで反動の楽なロッキーでこんなにお尻が落ち着かないのよ。
それも、発進してしばらくはそれなりに安定しているのですが、だんだん座れなくなっていく感じ。要するにだんだん力が入っていくか、だんだん固くなってるかのどっちかだろうなと思って力を抜いてみるのですが、それでもダメ。
首をひねりながら駈歩していたら、「ちょっと反動につき遅れてるね」とO先生。あぁ、ロッキーの反動と私の座骨の動きが少しずつずれていってるから、だんだん座れなくなってるわけか。

そんな感じで、この日のレッスンは終了。ロッキーは汗でべちょべちょだったので、全身丸洗いしてあげました。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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