←258鞍目 | 259鞍目・大丈夫かい? (2005.6.18 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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今日は2級検定前の最後のレッスンですが、馬場レッスンはやめにして(っていうか、私は2級=2課目の試合経験が数回あるので、経験のない3級の人たちにレッスン時間を譲るのが妥当ってもんでしょう)、部班を2鞍。倶楽部に到着して配馬表を見ると、11時がグレイト、15時がロゼッタ。「あれ、グレイト乗っていいんですか?」しばらく跛行でお休みしていたグーちゃんですが、「これからあーちゃん乗せて様子見てからね。たぶん大丈夫だと思うけど、ダメだったらほかの馬にするかも」ということ。 ちょうどあーちゃんがグレイトの馬装を終えて馬場に出るところだったので、騎乗補助をします。あれ、なんかワガママっぽいぞ。ちょっと休むとあまり怒られなくなるからか、すぐワガママになるグレイト。ま、また怒られてぺしょっとヘコむんでしょうけどね。 自分の馬装をしながら馬場を見ると、最初はワガママしていたものの、あーちゃんが黙らせたらしい(笑)。跛行ぎみではあるものの、「集中させれば忘れるよ。常歩にしたらまた思い出して痛いよーって言い出すけど」とあーちゃん。つまりホントに痛いんじゃなくて、痛いような気になってるだけってことね。 そんなわけで無事グレイトに乗れることになりました。馬繋場に上がってきたグーちゃんの鞍を取り替え、時間が来たので馬場へ出ます。あーちゃんによると、「グーちゃんはもともと歩幅が狭いんだけど、それを大きくしてあげるように動かすといいよ。拍車じゃなくて、脚で後ろから前に押し出すの」うーん、理屈はわかるが、できるかというと…。 この時間は相方のロッキー、私のグレイト、アルフォンスの3頭部班。最初の常歩から、ハミを受けるように内方の座骨をどんどん使っていきます。さすがにあーちゃんの下乗り効果で、恐竜みたいに頭を上げっぱなしにはならないのですが、顎を譲ってくるというにはまだまだ。 N子先生の号令で、速歩から軽速歩。馬場の鏡の前あたりの蹄跡がぼこぼこしていて歩きづらいので、跛行をだましだまし使っているグーちゃんだけは「そこ踏まないように、内蹄跡入んな」ということ。それはそれで、そこだけ蹄跡を外すというのは難易度が高いような気がするんですが、さすがにグーちゃんは外方だけきっちり押さえていればどうにかなる。 跛行を気にしているらしいグーちゃんは、やっぱり歩幅が狭くてぺたぺた歩きになってしまいがち。それを隅角で鞭を使ったりして前に出していると、でもだんだん顎を譲ってきました。お、今日は10分しかかからなかったぞ。やっぱり下乗りしてもらってると早いな。 先頭から1頭ずつ駈歩。順番が来たので駈歩発進、速歩が出てしまったので止めてやり直し。最近一発で駈歩出ないことが多いのは、グーちゃんが調子悪いのか、私が下手になったのか(後者かも…)。 駈歩を出して1周、途中で巻き乗り。「外方の押さえ!」「はい!」速歩に落ちそうになりつつも、ギリギリで巻き乗りできました。そのまま蹄跡へ、「隅角で鞭!」げ。さっきから速歩では鞭を入れているが、グーちゃん駈歩で鞭入れると跳ねやすいんだよなぁ。軽くサドルホルダーを持って、覚悟を決めて鞭を入れると、跳ねたそうな素振りは見せましたが、大して跳ねませんでした。もしかして足が痛い(つもりだ)から跳ねることができないのかな。 左右とも1周ずつ駈歩して、再び速歩。「そのまま鐙脱いで。自信がない人はサドルホルダー持ってもいい」グーちゃんは反動が楽な馬なので、鐙上げでもそんなに辛くないんですが、私がバランス崩して拍車刺したり、鞭当てたりしたら跳ねるだろうなぁ。一応サドルホルダー持っとくか。 それで外方だけサドルホルダーを持ちましたが、そうすると手綱の左右のバランスがとりづらい。いっそ全部伸ばしていたほうがマシで、この状態だと却って中途半端にハミが当たるんでしょうね。先生に「鐙上げたとたんにこんなこと(頭を上下に降ってハミから逃げるジェスチャー)されてんじゃないよ」と言われてしまいました。 輪乗りから、今度は順次に駈歩。ありゃ、もしかして反対駈歩出ちゃったか。グーちゃんの反動だと、反対駈歩につきものの外に放り出されるような反動も小さく、反対だという自信がなくて馬の肩をじーっと見てしまいました。 「気がついたらすぐ直す。そのまま外方引いてみな」と言われ、ちょっと大げさに外方脚を引いてみると、ふわっと手前が換わりました。うわー、なんちゃってだけど踏歩変換やらせちゃったよ。反対から正へと馬の楽なほうに換えさせるわけだから簡単なんだけど、今のはちょっと面白かったな。 駈歩のまま輪乗りを開き、蹄跡へ。速歩と同じように、ぼこぼこの蹄跡を避けて内蹄跡を走りますが、前に馬がいると少しキビしいな。馬は前についていきたがるものなので、それより強い外方の壁を作ってやるよりない。 「斜めに手前を換え、そのまま反対駈歩で」斜めに手前を換えるのは簡単でしたが、反対駈歩で蹄跡に出て3歩もいかないうちに速歩に落ちてしまいました。慌てて反対駈歩を出そうとしたのですが、出たのはやっぱり正駈歩。「なに手前換えられてんのー!」 この日は何度反対駈歩をやっても長続きせず、速歩に落ちたり踏歩転換されたりしました。今まではわりと反対駈歩の続けやすい馬だと思っていたのですが(コスモやロゼッタに比べれば)、今日は調子悪いからかなぁ。 最後に、手綱を完全に伸ばして軽速歩。脚を使ってハミを追わせ、前に出していきます。手綱を離してしまうと、ぼこぼこの長蹄跡だけ内蹄跡を回らせるのがますます大変。外方の手綱をちょっと首に当たるくらいに操作しながら、座骨と脚で回していきます。 手綱を伸ばしたまま斜めに手前を換え、軽速歩を続けます。あれ、馬が勝手に駈歩に逃げちゃった。こういうとき、いつもN子先生に「人間が合わせるから駈歩するの、無視して速歩続けてな」と言われるのを思い出して、無理矢理軽速歩。駈歩をしようとしている馬の3節のリズムを無視して、2節でやるのは変な感じでしたが、2〜3歩で速歩に落とすことができました。 手綱を持ち直して「列へ」で、速歩で直進して停止。「よし、停止はOK。…今が一番ハミ受けてるじゃないの!」はい、そのとおりですう(泣)。 グーちゃんは今日はこれで仕事が終わりなので、「ちょっと歩かせます?」「そうだね、次の時間の馬が出てくるまで歩いててー」「ってせんせー、次お昼だから! それじゃ1時間歩きっぱなしですよぅ」「あそっか。じゃ10分」なんて会話のあと、グレイトを歩かせていたら、結局あーちゃんが整理運動がわりにちょっと乗ってくれることになりました。 するとあーちゃんも「反対駈歩キビシイねぇ」と言っていて、「調子が悪くて頑張れないから、楽なほうに換えたがるのかも。人間のほうがいつもの倍くらい頑張ってあげないと」ということでした。私の場合、いつも馬に助けてもらってるからなぁ。 早く昼飼いをあげたいし、ごはんを食べたらまた食熱で汗をかくんだろうから、本格的な手入れは後にすることにしました。裏堀りと汗のひどいところだけ拭いて、いったん馬房に戻します。 昼食後に、もう一度馬繋場に出して手入れ。最近はちょっと甘えかたを覚えたのか、額を撫でてやると自分から鼻端を押し付けてくるようになりました。でもそのあと、蝶がひらひらするのにビビりまくって硬直してたけど(笑)。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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