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(2005.5.1 山梨・ララミー牧場)
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愛馬グレイトがフレグモーネ療養中なので…というわけではないですが、今日はララミー牧場へ。というのも、今年の夏は相方ともどもララミーで全乗振2級を受験することにしていますが、馬場限定の私はまぁ、馬場2級=JEF2課目なので、何度も試合で2課目を踏んでいることだし、まぁどうにかなるだろうと(ほんとかしら)。
でも障害2級を受ける相方は、今まで跳んだことのない110cm以上の障害を飛ばなければいけないので、受験の前に何度かララミーの馬で練習しに来なさいということになりました。で、それに便乗した私とSくん、Cちゃんの日の出組4人で日帰りでララミーへ向かったわけです。

で、障害練習をする相方とは別に、馬場志向の残り3人は部班レッスンを受けることにしました。けっこー早めに着いたので、近くのお蕎麦屋さんで早めのお昼。ララミーに戻って着替えをし、馬をかまったりしているうちに、「日の出さん、そろそろ乗ろうかー」と馬場から声がかかりました。
馬場に出されている馬は、アンユウ、セトホウザン、ゲイルの3頭。この3人の中では私が一番ヘタクソだぞー、ということをアピールしていたら、私はゲイルに乗ることになりました。ゲイルくんはこっちでの知り合い・ちーちゃんの自馬(半自馬扱いかな?)で、ちーちゃん曰く「けっこうおじいちゃん」だそうですが、前回来たときに日の出の仲間が乗って「素直で乗りやすかった」と言っていたので、乗ってみたい子ではあったのだ。

鐙がすこし長めかなーと思ったけど、鐙革の穴がもうこれ以上短いところがない。スタッフさんが「長かったら鐙革巻きますよー」と言ってくれたけど、まぁこれでもなんとかなるのかなぁ。右の鐙がわずかに長めな感じがしたので、右だけ鐙を踏み込んで微調整しておきます。
ここでは蹄跡に出てから馬装点検するので、常歩で蹄跡に出て腹帯を締め直します。なりゆきで先頭に出たのですが、そのあとララミーの会員さんの少女2組が出てきて私たちの前に入り、5頭部班になりました。
少女と言っても、確かこの子たちって自馬持ちで、障害の試合で1mクラスをばんばん跳んでる姉妹じゃなかったっけ。間違いなく私より馬を前に出せるんだろうから、ついていくのでも大変かも。そーとー頑張らないと。

ティーディマンのおかげか、常歩からすでに馬が受ける形になっているので、こりゃちょっと前に出して外方ハミを支点にしてあげれば、すぐ受けるだろうな。速歩から軽速歩の号令で軽速歩にしますが、ちょっと出にくいかも。鞭を使ってみると過敏な反応はしないので、隅角や必要なところでは鞭を使っていくようにします。あ、やっぱりもう受けた。
軽速歩でも前の2頭になかなか追い付けないので、短蹄跡はショートカットすることにしました。それでなんとかついて行ったのですが、ゲイルくんつまづきやすいみたい。何もないところでこつっと後肢をつまづかせたりするのですが、H先生の息子さんが馬場に水を撒いているホースをまたいでもつまづかない。どういうことだろ? つまづくのは必ず後肢だし、たまにバランスを崩すようにして後肢を沈ませたりもするので、これはもしかして拍車かも。いつも日の出で乗っているグレイトは、無駄な拍車を使うと後肢を跳ねあげるんだけど、もしかしてこの子はその代わりに後肢が出なくなってつまづくのかもしれないなぁ。気を付けよう。

輪乗りから順次駈歩。前の2頭が駈歩になるのを待って、ちょっと外方を引くだけで駈歩がでました。つられ駈歩な感じもしなくはないが、まぁ持続することに集中しよう。
「自分の脚の位置をいつも気にして。膝を伸ばして、ちゃんとかかとがお尻の下にあるように」と言われ、騎座と脚に気持ちを集中して乗るようにします。あ、右の鐙が外れる。やっぱり右だけちょっと長かったみたいだな。最初は何とか持ちこたえようと努力しましたが、外方脚をずらすと馬が駈歩をやめようとしたので、変につま先でいじるのをやめました。そしたら鐙が脱げてしまいましたが、まあそのうち履き直せるだろう。
馬場ではまだ水を撒いていて、輪乗りだとそのホースを踏み越える形になります。先生が見て大丈夫と判断してるんだから大丈夫だろう、とそのまま踏み越えようとしたとき、馬の動きが一瞬戸惑いを見せました。いいから行きなさいよ、というつもりで軽く脚を使うと、ゲイルの歩様が2歩だけ変わり、どうもホースをまたぐのにきちんと踏み切った様子。わはは、そういえばゲイルってもともと障害馬だっけ。真面目な子だなぁ。

ゲイルの駈歩は少し後肢が固い感じで、駈歩から速歩への下方移行でかたんとお尻を突き上げられます。半減却を使ってから移行したつもりだけど、今のはゲイルくんが前の馬を見て慌てて駈歩をやめた感じもする。
速歩で半巻きし、手前を変えて駈歩。ゲイルくんは変なクセのない子みたいで、左手前と右手前での乗り心地がほとんど違わないし、ハミもどちらか片方だけ乗ってくるということはないようです。
「輪乗りをつめ」ゲイルくんは本当に素直な馬なので、外方の壁を少し強めにするだけで無理なく輪をつめることができます。でも前の馬が全然つめられないらしく輪がふくらんだまま。後ろの私が内側に入るわけにもいかないし、かと言って外を回すと輪がつまらないし、位置取りに悩むなぁ。
「輪乗りを開け」ホッとして、今度は内方の騎座で外に押し出してやると、これも簡単に輪乗りが開きます。素直な馬だわ。

駈歩から常歩、一度手綱を伸ばして歩かせます。ララミーのレッスンはこれで終わりではなく続きがあるので、馬を油断させすぎないように脚だけは使って歩かせます。
手綱を持ち直して、速歩。速歩から停止、停止から1歩で速歩発進を何度かやり、そのあと停止から4歩後退の号令。そういえば後退って最近やってなかったっけ、うまく出来るかな。
馬の前に壁を作ったまま推進すれば、馬は後退するはずだけど、私のは明らかに推進が足りなかったし、壁も弱かった。最初の1歩がためらいがちに出たっていうのは、馬を混乱させちゃったんだよなぁ。
なんとなくだらだらと、3歩後退しかできなかったので、H先生にもう一度やり直しさせられました。今度は座骨で前に出す気持ちを優先し、なんとか4歩後退できました。

後退やったら駈歩やるよなぁ、と思っていたら案の定その通り(笑)。駈歩、速歩とやって、再び手綱を伸ばして常歩。今度は本当に沈静化して、だいぶ歩いたあとに「各個に右へ」で馬場中央に入り、馬を並べて停止。
頑張っていい停止をしようと、脚を使いながら停止。停止自体のバランスはそこそこできたと思ったのですが、手綱を譲るやいなや馬に首をガッと下げられ、前肢で顔をかかれてしまいました。ダメじゃん(泣)。

下馬してから、「先々週見てもらったばっかりですけど、今日はどうでしょう」と総評を頼むと「やっぱりまだ脚が離れるよねぇ」ということ。「この間も言ったと思うけど、股関節を柔らかくできれば脚も引きやすくなるし、膝からじゃなくて脚の付け根から引けるようになれば、イヤでも脚はピッタリ馬につくから。そしたらもっと馬を前に出せるようになるし、前に出さないと馬の形を作っていけないからね。それができるようにならないと、ハミにつっかかって出ていく馬とか危なくて乗せられないよ。今のまま乗っていきたいなら充分乗れてるけど、上のレベルには行けないよね。上のレベルに行きたいなら、そこは頑張ってやっていかないと」ということでした。
結局それって、ふだん日の出で先生たちに言われていることと同じことなんだよね。ま、自分の一番の問題点が浮き彫りにしてもらえたってことで、ちょっとこの日を境に股関節のストレッチなんかを始めてみたりして。




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