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(2005.4.24 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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普段は土曜日しかレッスンを入れていないのですが、今週は珍しく土日続けて倶楽部へ。土曜日に障害練習ができなかった相方が、日曜に障害練習の予約を入れていたので、じゃあ私もってことで部班レッスンを予約したのでした。
今日はゆっくりめに15時の予約。配馬はいつもどおりグレイトですが、今日は私の前にSくんに配馬されています。彼が先に乗ってくれるとけっこう乗りやすくなっていることが多いので、期待してしまおう。
レッスンから上がってきたSくんをつかまえて「グーちゃんどうよ?」と聞いてみると、「今日はよかったですよ、馬場踏むなら今っていうくらい。その分シビアかもしれないけど」だそうで。

レッスン開始の30分前、Sくんの乗ったあと馬房で休ませてあったグーちゃんを迎えに行きます。無口をかけて馬繋場へ連れ出そうとすると、ちょうど外乗から帰ってきた自馬が騎乗のまま馬繋場に入ってこようとしたので、ちょっとグーちゃんを止まらせて待ちます(というか、その自馬会員さんはどうもやることが手荒いので、グーちゃんはそれを見ていちいち怯えてしまうのです)。
すると彼が、私に先に入るように言うので、とりあえず先に入って馬を繋ぎます。自馬が騎乗のまま入ってきたとき、やっぱりグーちゃんは怯えてそっちばっかり見ているので、私は安全のためにいったん馬繋場から出て、グーちゃんの鼻面を撫でて落ち着かせます。それ以上は何もなかったので、蹄の裏掘りとブラシかけをして装鞍。

時間が来たので、グレイトを連れて馬場へ。馬場へ出るのは私が一番遅くなったので、騎乗してすぐに蹄跡に出ます。この時間は5頭部班で、指導のO先生の指示で4騎目に入ります。私の前はアルフォンスだけど、あのど重いアルフォンスに置いて行かれるようではグーちゃんの名折れなので、きちんと前へ。昨日の騎乗で鞭を取り上げられたとたんにグーちゃんに怠けられまくり、鞭のありがたみを痛感したので、今日はしっかり鞭を使っていくぞ。グーちゃんも前ほど過敏にぴんぴん跳ねなくなったし。
とにかく前に出してから、内方脚を外方ハミに向かって使って受けさせようと思うのですが、これはなかなかうまくいかない(相変わらず)。

速歩に移行し、すぐに軽速歩へ。昨日の騎乗後、N子先生に「K点とかM点(すなわち隅角の6m手前)で一回半減却、隅角に来たらちょっと内方ハミで合図して内方脚で押し込む、隅角を抜けるときにまた半減却」と隅角通過のやり方を教わったので、それをいちいち意識しながら隅角通過。しかも隅角でお腹を引っ込めてしまわないように気をつけなきゃいけないし、うわー、忙しいや。忙しいけど、グーちゃんは分かっている馬なので、それをやることできちんと隅角を深めに回ってくれます。うん、昨日より全然いいな。
前のアルフォンスが重そうで、今のグーちゃんだとすぐ追いついてしまうのですが、アルフォンスの隅角は浅いけどグーちゃんは深いのでなんとか調整ができているという感じ。本当はもう少し前に出させたほうが受けやすいんだろうけど。

あーそろそろふくらはぎがしんどくなってきたなぁ、なんて思いながらふっと馬場の外を見ると、T先生の姿が。げっ、やばい。にこにこしながら馬場の中を眺めているT先生は、実はグレイトの半馬主さんで、ご自分は大学馬術部の監督をするほどの腕前。うひー、T先生の馬を借りてるのにこの程度にしか乗れてない私、うわぁんごめんなさい、見ないでぇ〜〜。
とか言いながら、巻き乗りで歩度が落ちそうになったときについパンと鞭を使ったりして、うわ、今の音T先生に聞かれなかったかしらとドキドキ(いや、T先生も指導者であるわけなので、鞭を使うことで誉められこそすれ怒られはしないはずだけど、何となく)。

半巻きの帰りに斜め横足をしたり、短蹄跡だけこっそり肩内(でも不完全でほとんど斜め横足だったけど)をしたりして、少しは受けてくれるように努力しているのですが、結局首を振られて終わる。いじりすぎなのかなぁ。
そのタイミングでO先生が「拳を安定させていきましょう」と言ったので、「これ、私の外方が動くせいですか?」と聞いてみると、「そうだね」という返事。えぇい、それならいっそサドルホルダーで外方固めてしまうか、と外方の拳をサドルホルダーに引っかけてみると、首を振るのは治まります。かといってがちがちに固めてしまうのも違うようだけど、やっぱり鏡でチェックすると、私の拳が安定してないんだよな。

輪乗りから順次駈歩。前の馬が駈歩になるのを待って駈歩をしますが、さすがに半減却から座骨ですぐ駈歩に移行できるグーちゃん。よしよし、この気配なら跳ねることもないだろう。ちょっと重めだけど、鞭を使うと跳ねること必至だから座骨と脚で前に出さなくちゃなぁ。
前のアルフォンスがずいぶん重そうで追いついてしまうんだけど、かなり隅角を丸く回ってくれているので、グーちゃんを深く回すか。隅角のパイロンめがけて突っ込むつもりで隅角に踏み込ませると、けっこうちゃんと深く隅角回れてるし。
左手前の駈歩も右駈歩もけっこう調子よく走れるな。このところグーちゃんに必ず跳ねられていたので、ちょっと駈歩に自信なくしかけていたところがあったんだけど、この調子だったらまた馬場踏んでも大丈夫そうかもなぁ。
でも駈歩で前に出ているのに、ちょっとはハミ受けさせたいよなぁ。馬場踏むなら余計に。

駈歩を終えたあとの速歩だとちょっとは受けさせやすいはずだけど、なかなか受けないなぁ。巻き乗りでもうちょっとで受ける、と思うと外される。今日は馬の調子が悪い感じはないので、私の技量不足だよなぁ、明らかに。
最後に常歩にして、くそーもう少しなんだけどなぁ、と思ったときに、ふっとグーちゃんが受けてきました。よっしゃぁ! と思ったそのとき、「列へ」の号令。うわー、せっかく受けたのに。なんでもっと早く受けさせられなかったかなぁ、私。馬場の中央に入って並ぶまで、ほんの2〜3秒だけしか受けさせることができませんでした。ちぇ。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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