←運動会 | 245鞍目・跳ねられなくなってきた (2005.4.16 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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今日もいつものように日の出へ。今日は営業時間終了後に花見を予定しているのですが、都心ではとっくに桜は散ってしまっているので、もう日の出の桜も終わったかな、なんて思いながら倶楽部に着くと、桜は満開でした。このへんは都心よりかなり気温が低いので、ちょうど見ごろに当たったみたいです。ラッキー。 で、まずは11時からの騎乗はいつものように私がグレイト、相方はチョコちゃんです。馬場を見るとN子先生がグレイトを調馬索で回していましたが、なんか駈歩したくなさそーで、数歩駈歩してはすぐ止まったりするし、なんか固そうに見えるな。 馬場の外から「先生、今日のグーちゃん乗りにくそう?」と声をかけてみると、「んなことないよ、むしろ張ってる」「そうなの?」ふつう張ってる馬って、もっとガンガン走るんじゃないだろうか。「もう静かにさせといた。こいつもともと調馬索だと動きにくいのよね」あ、もう私が来るだいぶ前から調馬索してたのね。 私が着替えをしている間にグレイトは馬房に戻されていたので、装備品をぜんぶ揃えるまで休ませておきます。10時半すぎ、グーちゃんの馬房へ。グーちゃんは運動後のおやつをもらっていましたが、私が馬房に入ると顔を上げたのですかさず無口をつけます。グーちゃんは仕事意識を持っている子(だと思う)ので、無口をつけられたらちゃんとお仕事モードに入り、もっと食べたいと駄々をこねたりはしないようです。 馬繋場に出して、軽くブラシをかけて馬装。相変わらずたのしそーに首を振って鎖をがちゃがちゃ言わせて遊んでいるけど、まぁうるさいのはそれくらいなので、さっさと装鞍をすませてしまいます。 あんまり早く出すぎると先生たちの休憩時間がなくなってしまうんだけど、グーちゃんをうけさせるためには早く出て常歩していたいし、ということで3分前を見計らって馬場へ。あらグーちゃん、あんたちょっとへーふー鼻息荒くない? 停止させてから、試しに首に抱きついてみると、ちょっと熱いかも。もしかして熱でもあるのかと思ったけど、だるそうな様子はないし、調馬索で動かした後だからかな。とすると、私が来る前にそーとーガッチリ動かしてもらったらしい。 スタッフの補助を受けて騎乗し、蹄跡に出ます。常歩のうちにできるだけ受けさせようと、内方脚を強めに使いながら肩内っぽいことをやってみます。内方の脚を外方のハミに向かって使いますが、受ける姿勢にはほど遠い。 やがて他の人馬も揃ったので、N子先生の指導でレッスン開始。私は今日は3番騎です。常歩のまま、巻き乗りや斜め手前変換の指示が出るたびに、それを利用して受ける形に持っていこうとは思うものの、推進がおろそかになってしまったりして、それじゃ受けるわけないし。 速歩発進から、すぐに軽速歩。「グースケはもっと前に出しな」と言われ、軽速歩をとるタイミングを早め早めに、隅角の前では鞭を使いながら前に出していきます。 張ってた割には不審な動きもなく、まぁそれなりには動いてくれているかな。「そんな隅角通過はないよっ。誰が言われたか、自分で分かるよね」はい、私です…。確かにこの馬に乗せてもらっといて、他の馬と同じ隅角を踏んでいてはダメだよなぁ。 最近気にしているのが、拳と肘の位置。さすがに昔と違って肘を突っ張ったりはしてないけど(昔はギブスのように真っ直ぐな肘だった)、私の拳の位置はどうも低すぎるらしいのです。初心者のころに拳が高く、下げろ下げろと言われていたのが、極端に身にしみついちゃってるらしい。 さらに拳を自分に向かって引き付けすぎていて、もう少し前に出していいらしい。自分で思っているより少し高め・前めの拳を維持しようと思うと、思わず肘が伸びちゃいそうになるんだけど、それは違うはずだし。八王子のI先生には、人によって体格や手の長さが違うから、自分のスタイルを見つけていかないとね、というようなことを言われたことがありますが、まさに今自分の位置を模索している最中なのです。 時々だけど、グーちゃんの口がうるさい。私の拳が安定してないからだろうとは思うんだけど、ハミを堅めすぎなのか、逆に緩いからヘンに当たってイヤなのか、そこらへんの判断がつかない。あんまり持ちすぎても前に出せなくなるしなぁ(私の推進弱いから)。 左手前の常歩から、「先頭から1頭ずつ、1周だけ駈歩」。前の馬につられて駈歩なんてみっともないことをしないように、でもすぐ駈歩が出せるようにきちんと受けさせるように努力。駈歩の発進時にどうしても拍車を使ってしまうのか、跳ねられることが多い私ですが、ちゃんと受けてればそんなに跳ねないはずなんだ。 でもなかなか受けないまま、自分の順番。最近は跳ねられるのが怖くてサドルホルダーを外方だけ持つようにしていましたが、先週はほとんど跳ねられなかったから、今日はサドルホルダーなしで発進してみよう。半減却を使って座骨で発進、と。あれっ弱かったかな。ぽてぽてと速歩が出そうになってしまいました。 仕方ない、発進だけは外方の拳を固める意味でサドルホルダーを持つことにしよう。ホルダーを持って発進したら今度は成功、しかも全く跳ねられずに駈歩ができています。サドルホルダーを離すと外方の拳が安定しなくなるデメリットはあるけど、離さないと駈歩を伸ばすことができないなー、そろそろ離してみるか。 サドルホルダーを離し、でも持っているつもりで外方の拳を安定させ、駈歩を続けます。なんだ、なんとかなるじゃないの。「隅角甘すぎ!」とN子先生に怒られながらも、きちんと前の馬に追いつくまで駈歩を持続することができました。 速歩で半巻き(当然のように帰りは斜め横足)して、今度は右手前で1頭ずつ駈歩。隅角で拍車を使ってしまい、1度だけ軽く跳ねられましたが、それ以外はスムーズにできました。あらぁ、グーちゃんに1度しか跳ねられなかったなんて久しぶりじゃないか。 速歩に戻し、輪乗り。輪乗りだとハミ受けを求めやすい(私が内方脚を使いやすいせいだろうと思う)のですが、だいぶ受けてきた。よーっしよしよし、そのままぐーっと受けてちょうだい。あ、逃げられた。 速歩の輪乗りから、「先頭から、順次駈歩」の号令。げ、速歩からの駈歩発進は苦手なのに。前の馬が駈歩になるのを待って発進、あれ、無理かも。「グーちゃん、ちゃんと出しなさい! 鞭持ってるでしょ!」ここで鞭を入れると跳ねられること必至だが、跳ねられればまぁ駈歩にはなるんだよね(←そんな発進のやり方は大間違いである)。 鞭の前段階として、軽く拍車を使ってみたら、軽く蹴りが入りながらですが駈歩が出ました。ま、今のは跳ねたうちにも入らない。歩ごとにふくらはぎを使いつつ、前へ。あれ、ずいぶん内へ内へと入ってきちゃうな。「グースケ、輪乗りでしょ、ちゃんと1歩は蹄跡を踏む! もっと前に出しな!」うーんと、グーちゃんは割と外に出しやすい馬だと思っていたのですが、どうして内にささってくるんだっけ。肩から逃げてるってやつ? 内方姿勢が足りないのか? 「ちゃんと前に出す、鞭使いな! 跳ねる力を利用して前に出せばいいんでしょ!」理屈はわかりますけどぉ、先生。それをやってのける技術がありません(泣)。「鞭使えって!」外方の拳をサドルホルダーに引っ掛けて跳ねられる準備をし、鞭を1発。当然ながらパコンと跳ねましたが、すかさず座骨をぐっと入れると、ちゃんと前に出ました。良かった良かった。 前に出せばそんなに内にささってこないのですが(当たり前か?)、輪乗りで前の馬に追いついてしまいました。でもここで速歩なんかに落としたら、もっと怒られてしまう。速歩に落ちないように必死に推進しつつ、前の馬を追い抜かないようにしていると、グーちゃんがすっごくつまった駈歩をしました。おもしろいなぁ、この感じ。 速歩と常歩でしばらく動かし、レッスン終了。せっかくいい馬に乗ってるんだから停止だけはきちんとやろうとしましたが、停止寸前でよれてしまいました。「あ〜失敗しちゃった!」「失敗だと思うならやり直す」「はい」1歩前に出して停止のやり直しをすると、「よし愛撫、下馬」とN子先生のOKが出ました。 今まで駈歩だと必ず跳ねられていたのが、今日はほとんど跳ねられずに済んだというのが収穫かな? でも私の技術のモンダイではなく、馬が少しアバウトになってきたような気がしなくもないけど。彼の中で何か妥協したのかもしれないなぁ。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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