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(2005.1.8 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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年明けは日の出が3日(月)まで休みだったため、最初の土曜日である今日が2005年の初乗りです。しかし暮れから正月にかけて頻繁に雪が降ったので、馬場が凍結しているという情報が…。行ってほんまに乗れるんかいな、と思いつつも、今日は11時の予約なので、間に合うように日の出へ。今日は相方が体調を崩してしまったので、ひとりでとことこ日の出に到着。
今年の初騎乗馬もやっぱりグレイトでしたが、馬場の隅にはまだ雪がたっぷり残っているし、中央付近はなんだかガチガチそう。聞いてみると、案の定ハローも入らないほど凍結しているそうで、「午後まで待ったほうがいいかも」ということ。13時だと予約が多かったので、14時からに変更しました。

ちょっと歩いてみるとコンクリートのようだった馬場も、スコップやつるはしで氷を崩しまくり、ハローをかけまくってくれたスタッフの努力で、昼にはどうにか乗れるくらいの感じになってきました。それで13時からレッスンを開始することになり、そのためにO先生がモンブランを調馬索で回していたら、モンちゃんが足を滑らせたのか、すてーん!! と横転しました。馬には異常がなくすぐ立ち上がったし、人を乗せていなかったから大丈夫だったけど、「こんな馬場で駈歩したくないよぅ」とN子先生にこぼしたら、「うん、あたしもオススメしない」あ、やっぱり?

それでも13時からのレッスンは40分遅れで始まり、自動的に自分のレッスンも14時40分からになります。今日のグレイトは、昨日Cちゃんががっつり動かしてくれたということで下乗りはなし。まぁグーちゃんは基本的に馬装には手がかからないし、20分前に迎えにいけばいいかな、寒いし。
グースケの馬房に迎えに行くと、さっき昼飼い前にかまったときには甘えてきたくせに、今は気が変わったのか体を横向きにしたまま横目でじろっと見るだけ。けっこう気まぐれだよなぁ、お前。でも別に怒る気配は見せないので、無口と引き手を持って馬房に踏み込み、無口をかけて外へ。
蹄の裏掘りをしてから馬着を脱がせ、ブラシをかけてから装鞍。頭絡をかけていると、クラブハウスのほうから「グーちゃんまだー?」と声がします。やべ、レッスン開始時間になっちゃってた。「はーい、今出しまーす」と、急いで頭絡をかけて馬場へ。

馬場に出てみると、一緒のレッスンに出る他の人は、もう全員騎乗していました。考えてみたら、他の人の乗る馬は全部前のレッスンにも出ていたので、馬装なかったんじゃん。その人たちと同じペースでのんびり構えていた自分がバカだった。
「おそーい、さっさと乗んな。KYOKOさん2番目だからね」とN子先生に怒られつつ、O先生に踏み台を持ってきてもらって騎乗。すぐに手綱を持って、先頭ロッキーの後ろに入ります。
雪で運動不足だったこともあって、昨日のグーちゃんはすごく張っていたそうですが、今日はCちゃんが動かしてくれたおかげで張りもせず重くもなく、ちょうどいい感じ。「常歩で受けさせときなさいよー」とN子先生にいつもの注意を受けながら(要するにいつもできてないってことだな)、ロッキーの後ろで歩かせます。

速歩に移行してすぐ、グレイトが顎をゆずってきました。あれ、こんなに早く譲ってくれるのは初めてだ。完全に受けてるとは言わないけど、とにかく恐竜にはなってない。でも私の場合、馬を前に出せないので受ける=巻き込むになりやすいから、頑張って前に出さないと。
「何やってんのー、グースケはロッキーなんかに置いていかれる馬じゃないよー」って先生、ロッキーも日の出ではけっこう前進気勢あるほうなんですけど…。「何のために鞭持ってんの! 拍車は!」先週跳ねられたから、使いたくないんだけどなぁ。それでも右手前の隅角なんかは極端に歩度が落ちるので、そういうところでは使いました(先生に言わせれば使ってないに等しいらしい)が、跳ねませんでした。
「隅角は3つのリズムで入るんだよ。入る前に半減却、曲がるところでハミにちょっと方向を教えてやる、隅角から出るところで半減却。半減却、ハミ、半減却って」と言われ、隅角ごとに試してみます。あぁ、馬場は忙しいスポーツだなぁ。

中央線に入り、蹄跡に向かって斜め横足をやった(うまく出来なかったけど)あと「じゃあ次の隅角から、先頭の2人は蹄跡を使って斜め横足。隅角回ってからね、そのほうがやりやすいから」えっ? 蹄跡使った斜め横足ってどうやるんだっけ。「肩内系の斜め横足でやってみな。Iさんがやってるのはどっちかっていうと腰内だな」ってことはえーと、後肢を蹄跡に置いたまま、前肢を蹄跡から外せばいいのか。
今左手前なので、馬にちょっと左を向かせてから蹄跡に大して30度くらいの角度で真直にして…できない。なんかどうしても内方姿勢になってしまい、斜め横足でもなく肩内でもないという中途半端な状態。「手綱ばっかり使ってるからそうなるんでしょ! 脚、手綱、脚、手綱って交互に使うの」

悪戦苦闘していると、観覧席から見ていたCちゃんから「手綱ちゃんと持って! 外方がぜんぜん張ってないからだよ」という声が飛んできます。自分では相当しっかり手綱を持っているつもりなのだが、「えっ、張ってない?」「全然張ってないよ!」と、最近はN子先生より怖いCちゃん(苦笑)。
「推進が足りない、前に出さなきゃできないよ!」とN子先生。自分でも内方脚(この場合左脚)できちんと推さないと、と思うのですが、内方脚がぜんぜん効いていない気がする。うー、もう股関節つりそう。
ずっと間違った扶助をやりっぱなしでは馬がイライラするんじゃないかと思い、短蹄跡ではいったん馬の四肢を蹄跡に入れます。長蹄跡に入る隅角からまた斜め横足にチャレンジ、を繰り返していたら、「いつまでもやってるんじゃないの!」とN子先生に怒られてしまいました。

右手前の常歩から、「先頭から1頭ずつ駈歩、1周して最後の馬につくまで」うそぉ先生、さっき駈歩オススメしないって言ったじゃん。やっぱり馬場に立つとスイッチ入っちゃって、そういうこと忘れちゃうんだから。まぁ1周だけでいいっていうのは、N子先生にしては抑えてるほうだと思うけど。
私は2番目なので、私の前のロッキーが終わったところで駈歩発進。「1歩で駈歩」と言われ、発進はうまくできたものの、2歩目でグーちゃんが後肢を跳ね上げました。やべ、拍車入っちゃったか。
「そんなとこで跳ねられてるんじゃない!」「はいっ」と言いつつ、跳ねられた反動で2〜3歩、腰が浮いたまま駈歩をしてしまいました。このままじゃまた跳ねられるのがオチ、ちゃんと座骨をつけて推進しないと。鞍に座骨を落としてしまえばもう跳ねられることはなく、「推せ、推せ、推せっ」と言われながらそのまま駈歩。
最後尾にいるロッキーの姿が見えたところで、なんか速歩に落ちそう。でも鞭入れるの下手だから、駈歩で入れるとかなりの確率で跳ねられるしなー、体起こして座骨と脚で推進かなぁ。でもそれも弱いので、自分で思っていた地点より2歩ほど早く速歩に落ちてしまいました。
全員が終わって、今度は左手前の駈歩。こっちも右と同じように1頭ずつ1周。発進したら速歩が出てしまい、止めてやり直します。今度は跳ねられずに(それが当たり前…)駈歩発進、右手前よりは前に出るけど、馬場が固いので隅角に踏み込んだりするのはやな感じだな。

全員駈歩を終わってから、ふたたび速歩。「先頭ロッキーだけ巻き乗りして、ジュンヨーの後ろ。今度グースカ先頭だからね」前にいた馬がいなくなるってことは、前の馬が引っ張ってくれなくなるってことだから、ちょっと頑張らないと。
ロッキーが巻き乗りに入ったところで、私は半減却を使って蹄跡から逃げないように前へ。グレイトは前に他馬がいようが後ろにいようがあんまり動きの変わらない馬なので(もともと部班用じゃないし)、そんなに前に出ないことはないな。
と思ったら、斜めに手前を換えている線上でぴたっと止まられてしまいました。ちょうど観覧席に向かうラインだったので、人がたくさんいるのを見たのか? それとも自分が引っ張っちゃったのか、と思って戸惑っていると、「何で叱らないの! 何のために鞭持ってるの!」と怒られてしまいました。どうもこういう時、自分が間違ってるのに馬を叱っちゃったらいけないんじゃないか、という迷いがあるんですよ、私。そうやって迷ってると、叱るタイミングを逸するし。それがいかんのだ、と頭では分かってるんですけどね。

時間が来たので常歩、中央線上に馬を並べて停止。停止でもきちんと受けさせたいのですが、停止したと思ったそばから馬が後退したり、前に出しても真っ直ぐ停止せずにぐにゃっと曲がって止まったり。あれー、経路踏んでるときなんかはグーちゃんの停止はきれいにできるのに、なんでこうなっちゃうかなぁ。
「手綱ばっかで止めようとしてるからそうなるの。手綱使わないで、1回座りなおして騎座だけで止めてみな」と先生に言われて、一度座骨を軽く浮かせてから座り直し、1歩常歩で出してから停止。「…まぁいいや、愛撫して下馬」自分でも「まぁいいや」レベルだとは思いました。うーむ。
騎乗後、N子先生には「今日はほとんど恐竜にならなかったから、それだけはよしとしてあげよう。でももっと前に出さなきゃ」と言われました。受けた瞬間に馬が重く感じたり、すぐ巻き込んじゃったりするのは全部そのせいだもんなぁ。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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