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(2004.6.19 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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梅雨だっちゅーに妙に天気のいい土曜日、今日もいつものように日の出へ。来週は3級の試験なのですが、先週の練習がいい感じで終われたので、今週は敢えて踏まないことにしました。で、11時と14時に部班の予約を入れましたが、暑いじゃん…。14時だなんて、自殺行為だよ。
倶楽部に到着して配馬表を見ると、11時はジュンヨー、14時はロゼッタ。お、負傷休養中だったロゼッタ、もう乗っていいんだ。ジュンちゃんは9時からのレッスンで出ていたようですが、いったん馬装解除されて馬房に入っているので、あらためて馬装に向かいます。

装備品を準備してから、馬房の扉を開けて無口を見せると、無口をはむはむして遊ぼうとするジュンヨー、違うって(笑)。馬の左側に回りこんで無口をつけ、引き手をつけて馬繋場に連れ出します。
あらジュンちゃん、ずいぶん汗かいてるね。前のレッスンで動いて暑かったのか、さわると毛がしめっていて、ブラシをかけると汗が白く浮き上がってきます。くー、じゃあ今日はこんなに暑いのか。馬も疲れて重いかもなー。
馬装を終えて、頭絡をかけようとしていると、馬場のほうから「ほかの馬はまだー?」とN子先生の声がするので、「ジュンヨー今出まーす」と返事して馬場に出ます。

この時間はジュンヨーのほかに、コスモ、ダンス、アルフォンスで4頭部班。私は先頭を指示されたので、そのまま蹄跡へ。常歩でちょっと伸ばそうと思うんだけど、やっぱり重いな。
…あ、「またやっちゃった!」と思わず叫ぶと、「何?」とN子先生。「またグローブ忘れてきちゃいました。もういいや、自業自得だし」。O先生が「どこにあるの、取ってきてあげる」と言ってくれたので、「洗い場の…」と馬上から説明していると、「いいや、あたしの貸したげる」と、N子先生が自分のグローブを脱いで渡してくれました。「そのかわり歩きながらはめなさいよ」「はぁい」。あらっ、このグローブいいわ。自分のグローブより、手綱が皮膚に近く感じる。しかも先生のだから、いつもよりうまく乗れるかもっ(いや、それは考えすぎ)。

グローブをはめおわるまで待ってくれて、「はい、じゃあ気をつけ、速歩」というN子先生の号令で速歩。おや、ちょっと出にくいかも。軽速歩で伸ばしていこうと思うのですが、「先頭おそーい。ジュンヨーはもっと出るはずだよー」はい、私もそう思うんですけど。
ジュンちゃんの得意な左手前なのになんでこんなに重いかな。こんなんで右手前にしたら、もっと重いぞぉ。予想通り、苦手な右手前にしたら隅角ごとに止まらんばかり。ボロがしたいってこともあったみたいだけど、そのくらいで止まってちゃぁ「ボロでもなんでもいいから、前に出しなさいっ!」ほらぁ、怒られちゃったじゃん。

速歩のとき、「ジュンヨーは鞭受け取りなさい」とN子先生、蹄跡の先でO先生が短鞭を持って待っています。先頭だし、ここで常歩に落とすと後続に迷惑をかけそうだし、まぁジュンヨーだから速歩のまま鞭を受け取っても大丈夫だろう。
速歩の歩度をつめて、手綱を片手にまとめてからO先生から鞭を受け取ります。そのとたんにジュンヨーの動きが元気になりました。一応拍車つけてるんだけどなぁ、拍車よりも鞭のほうが効くらしい。

各個に巻き乗り。ただでさえ方向変換が苦手なジュンヨー、手綱が先行するとますます曲がらないと常々先生から言われているので、腰、脚、手綱の順で扶助を使って巻き乗り。うんうん、進入はうまくいった…が、そこで止まらないでよぅ。隣りの馬を見てしまうと、どうしても常歩におちてしまうジュンヨー。「誰、そこで常歩してんのは〜」。
体が硬いから曲がりにくくて、相当推さないと常歩に落ちるということもあるかもしれない。座骨と内方脚で推して、とやっているつもりなのですが、どうしても後ろの馬に接近すると常歩に落ちてしまいます。じゃあ後ろの馬に接近しなきゃいいのか。
次の各個巻き乗りに入ろうとしたとき、半減脚をジュンちゃんに推進だと思われて、5歩ほど巻き乗りに入るのが遅れてしまいました。ちょうどいいや、後続との距離を離してから巻き乗りしよう。すると何とか、速歩のまま巻き乗りができました。つまり後続との距離感だったのか。ジュンちゃん、他の馬がこわいからなぁ。

常歩に落とし、常歩の歩度を伸ばします。ジュンちゃん、もっと常歩の歩度が伸ばしやすいと思ったんだけどなぁ。今日はやっぱりちょっと重めなのか。「先頭だけ歩度をつめ、駈歩」あら、今日は右手前からか。ジュンちゃんは右手前が苦手だから、ちょっと頑張って前に出さなくちゃ。
扶助が分かりにくかったのか、ぱたぱたと速歩が出てしまいました。私はジュンヨーの速歩から駈歩が出せないので、いったん常歩に落としてから、駈歩発進をやり直します。あ、また失敗。というよりは、「なんで馬は出てるのに止めてるの!」私がついていけなかっただけだ。ごめんよジュンちゃん。
常歩にしてやり直し、よしよし、今度は出た。「また拍車ばっかり使って! ふくらはぎっつってるでしょ、股割って!!」あぁそうだった、足を長く使わないと。「そこから巻き乗り」ここのところやっているように、内方の手綱を控えて推進、推進。あー速歩に落ちちゃった。
とりあえず最後尾につくまで駈歩をしようと頑張ったのですが、なんとなく速歩のまま追いついてしまいました。ちぇ。

ほかの馬が駈歩をしている間は蹄跡を常歩で歩いていましたが、N子先生が「ジュンヨーはちょっと中に入って止まってて」と言うので、馬場の中央に入れて停止。あ、停止しづらくなってる。周りで駈歩してるし、ちょっと行きたがってるかな。
なんで馬場中央で待機させられてるのかなー、と思ったら「ジュンヨー、腹帯緩んでる。ちょっと待ってて、締めなおしてあげる」うげ。緩んでると言っても鞍が回るほどじゃなかったけど、でも腹帯緩んでて駈歩なんて、恐ろしいことやってたんだぁ。
自分で締めなおそうかとも思ったんですが、なんかジュンヨーがじっとしていないので、腹帯締めている最中にアクシデントがあってもイヤだしな。先生が締めなおしてくれるのを待つことにしました。

腹帯を締めなおしてもらい、隊列を組みなおして速歩。そのまましばらく走りますが、途中で半巻きして左手前にしてから、常歩に落とします。
ふたたび1頭ずつ駈歩。あ、また速歩出しちゃった。「駈歩って言ったら一発で出すのー!」「すいません、今わたし前傾しました」と自分から申告すると、「そうだ! 分かってるんならちゃんとやれっ」と余計怒られちゃったりして(笑)。
今度はちゃんと体を起こしてから、駈歩発進。よし出た。ジュンヨーの場合、右手前よりは左手前のほうが座りやすいんだけど、なぜか勢いはちょっと落ちる。馬場がすこし登り傾斜になっているところで、速歩に落ちそうだなーと思って脚で気合をつけたつもりだったんですが、かえって止まってしまいました。
「駈歩っつってるでしょー!」前の馬に追いつくところまで、1歩でも2歩でも駈歩出してちょうだい、と思ったんだけど、こうなると焦りが出るのか、速歩のままで追いついてしまいました。不本意だわ。

全員が駈歩を終わって、速歩で蹄跡を走ります。速歩から常歩、停止。あら、止まらなくなったわ。しかも先生の声が聞こえただけで、勝手に速歩になってるし。違うよジュンちゃん、今のは速歩じゃなくて、常歩のまま各個に巻き乗りだったんだけどなー。
私の場合、ジュンヨーを駈歩のあとイケイケにしちゃう確率が高いみたい。別にロッキーちゃんみたいに走られそうな気配はないけど、停止がしにくいんで鞭捨てとくか。もうここまでイケイケになっちゃってると、鞭を捨ててもあまり変化はありませんでしたが。

常歩から「各個に左へ」で馬場の内側に入り、「中央線で停止」…止まんないし。仕方ないので、小さく巻き乗りしてもう一度入りなおし、停止。四肢は揃わなかったけど、思ったところで停止してくれたので、いいことにしよう。
ジュンちゃんは午後もお仕事があるので、蹄の裏堀りだけして馬房に戻し、昼飼いをあげました。それにしても、他の人の乗るのを見ていると、こうイケイケにはなってないんだよね。私ジュンヨーはけっこう好きなんだけど、もしかして相性悪いのかしらん。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)

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