| ←475鞍目 | 鞍数外・ママは大変 (2008.2.10〜11 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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今日は馬場の試合だったはずなのですが、前夜のうちに大雪による中止が決定。本来なら半自馬グレイトを連れて行く予定だったので、日の出乗馬倶楽部近くの宿に宿泊していたわたしたちですが、試合がないのでしっかり朝寝。朝ご飯をコンビニで調達して日の出に行くと、馬場は一面銀世界です。 前日、グレイトが試合に出られないほどの跛行を出したので、まずは様子を見に行きました。昨日は全く右前肢に加重しないで立っていたグレイトですが、馬房の中をのぞいてみると、ちゃんと四肢に加重して立っているので一安心。ところがぐーちゃんは、わたしに気づくと急に右前を浮かせました。あんたね、今あたしにアピールしたよね? 触ってみても昨日ほどの熱はもっていないようだし、明日から常歩始めるからね、このバカ息子め(笑)。 朝ご飯を食べてから、Nくん先生とKくん先生を手伝って馬場の雪かき。わたしはぐーちゃんの状態が悪いので今日は乗らないけど、今日どうにかして乗りたい会員さんたちも何人かいて、総出で雪かきしたので14時ごろにはすっかり終わり。昨日とは打って変わって日差しが暖かくなったこともあり、15時からはレッスンができることになりました。 たまたまグレイトの隣の馬房の琥珀がレッスンに出たので、このスキにぐーちゃんにりんごをあげに行こうとしたら(琥珀がいたら、彼にもあげないわけにはいかないから)、N子先生が「せっかくなら引き馬すれば? そのほうが回復が早いよ」と言います。ぐーちゃんの跛行は、腱や骨ではなく筋肉がこわばっているのが大きな要因なので、少しずつでも動かしたほうがいいに決まってる。 しかもちょうど小さい馬場が空いたので、馬房から連れ出して歩かせることにしました。 ほんの10分だけね、と言いながらグレイトを引き出してみると、ぐーちゃんは足下の雪を気にしながらも、昨日よりははるかにちゃんと歩きます。そのまま馬場に直行し、引き馬しました。 引き馬なので、そんなに馬の足元を見ながら歩くことはできませんが、蹄音を聞く限りではそんなにおかしなリズムではなさそう。ときどき巻き乗りを入れると、さすがに右トモが遅れますが、昨日に比べればかなり回復しているようです。 ぐーちゃんはと言えば、わたしの肩や腕にくっつきたがって、近すぎて前肢をわたしのかかとにぶつけてしまうくらいです。引き手を外に揺らして少し離しても、またなーんとなくすり寄ってきます。あんたもしかして、引き馬喜んでるんじゃないのー? そんなこんなで、10分だけのつもりが、30分近く引き馬してしまいました。その後はグレイトの蹄だけ洗い、昨日と同じように右前にシップしてベトラップ(自着式のテープ肢巻)でぐるぐる巻きにしておきました。 この日も日の出近くの宿に宿泊。翌日は予定通り障害の試合が行われます。 今回は障害に出るのはうちの相方1人だけで、出番が14時ごろなので、宿で朝食をとってからまず日の出へ。昼ごろには八王子乗馬倶楽部へ出かける予定なので、今日は午前中に馬場が空いたスキにグレイトに乗ることにしました。 10時半すぎから30分だけ馬場が空くようなので、常歩だけなら手ごろな時間。朝は凍ってガチガチだった馬場も、だいぶ溶けてきています。 グレイトを馬房から連れ出し、馬繋場へ。肢が痛いので回転したくないぐーちゃんは、馬繋場に入る手前で立ち止まります。「おいで」と言うと、首だけ伸ばしてわたしに鼻をくっつけるのですが、足は動かしません。しばらくなだめすかしてようやく動き、回転させるのに一苦労しながらやっと繋ぎました。 馬着を脱がせる前にベトラップを取り、さっさと肢巻を巻いてしまってから馬着を取って装鞍。[えっ、鞍つけんの?]という顔をしていたぐーちゃん、頭絡をかける段になって、珍しく頭を上げて拒否。でも大した反抗をするわけではないので、ハミをかけて馬場に出ようとしたら、わたしについてすいすい歩くはずのグレイトが歩き出しません。それどころか[ちょっとママひどくない? ボク足痛いんだよ、ほら]と右前を持ち上げてアピールします。 でも明らかに顔が甘えていたので、「バカ」と腹の下を鞭でつついたら、急にちゃんと歩き出しました(笑)。 小さい馬場で騎乗しようとしたら、相方が補助に出てきてくれたので、乗ってから腹帯を締め直してもらいました。ここは足下がツルツルに凍っていて恐ろしいので、隣の馬場に移動。隣は昨日のうちにKくん先生がハローをかけてくれているので、少しマシな感じです。 今日はしっかり運動させることが目的ではないので、手綱を長めに持って常歩。手綱を持たずに歩かせてもいいようなもんだけど、グレイトは沈静以外のときは、常歩でも[ハミをちょうだい]と騒ぐ馬で、長めでも少しは持っていたほうが安心するらしい。 足場の凍っていないところを選んで、ひたすら常歩で輪乗り。前に出しにくい感じはあるけど、今日はもう「跛行」というより「トモの遅れ」という程度。乗っているわたしにはわかるけど、見ている人からはそこまで気にならないくらいだろう。 20分ほど常歩して、ちょっとだけ速歩してみることに。最初はぐーちゃんもイヤそうでしたが、無視して速歩を出させました(余談だけど、2年ほど前にグレイトが同じくらい調子悪かったときは、速歩すら出せなかったんだよなぁ。昔よりは信頼してくれてるのかしら)。 馬場が固いところに来ると少し首でリズムを取って歩こうとしますが、ずーっとその状態ってわけでもない。さすがに巻き乗りとか横運動をするのはかわいそうだけど、おおむねそんなにひどい歩様じゃない。 左右とも5〜6周だけ速歩して、あとはひたすら時間まで常歩しました。 馬繋場でツメを洗い、右前はシップをやめてカンメルブルー(たぶんサリチル酸とメントールの液)、トモにはハーブのマッサージローションを塗り込んでおきました。 昼ごろ、O先生と相方といっしょに八王子乗馬倶楽部へ。到着するなりチーフインストラクターのI先生に出くわしたので、今回のグレイトの跛行にまつわるゴタゴタについて謝ると、「馬場のやり直しの日程聞きましたか?」とI先生。昨日やる予定だった馬場の試合が、3月23日にやり直しが決まったそうで、「都合が合えばぜひ来て。馬が跛行出したみたいだけど、大丈夫かな?」と聞かれ、「さっき乗ってきたら、思ったほどひどくなかったんで、なんとか戻します」と言い切ってしまいました。 そんなわけで、まだがんばるよ、ぐーちゃん(無理しない程度に)。 それにしても全く、バカ息子に振り回された3連休でした。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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