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(2009.9.5 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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ピークは過ぎたとはいえ、まだまだ暑さの残る土曜日。日の出乗馬倶楽部に到着すると、N子先生がわたしの顔を見るなり「鞍届いてるよ」と言いました。
実はわたしが今まで使っていた鞍は知り合いから格安で買い取った中古で、まだ充分使えるのですが、鞍つぼの位置が合わないのと、脚がブレやすいので(そりゃ自分がヘタなのが悪いんですが、鞍にカバーしてもらえないという意味で)、新しい鞍の購入を検討中でした。
輸送中にちょっとしたキズや傷みができたキズ鞍なら安くしてもらえるそうなので、倶楽部出入りの馬具屋さんに探してもらっていたのですが、それが今日届いたとのこと。案外早かったな。
とりあえず、鞍置きの上でまたがらせてもらったところ、まだ油もくれてないのに座りたい位置にピタッとはまるし、脚の位置もはまりやすい。今わたしが乗っている鞍に比べて、騎座止めがしっかりしているからかもしれません。
「もしKYOKOさんさえ気に入れば、馬具屋さんに値段交渉するよ」というN子先生の控えめな申し出に、「いや、むしろこれ買います。見積もりお願いします」と即決してしまいました(笑)。

即決したとは言っても、鞍はその日いきなり使えるわけではなく、油をたっぷりくれてなじませてからでないと使えません。そんなわけで今日のところは今までの鞍で、半自馬グレイトに騎乗します。
早飼いをつけておいたグレイトといっしょに、昼休みに馬場へ。先週の台風の影響で、馬場にはまだところどころ水たまりが残っています。真夏に比べると風があるだけマシだけど、日差しはそれなりに暑い。
まずは常歩で蹄跡を歩かせてから、輪乗り、巻き乗りでトモを動かすようにし、横運動をしてから速歩。あら? なんだか全然トモがついてこない。
なんだか短い歩様で、歩度もなかなか伸びません。先週習ったように、ふくらはぎではじくようにして脚を使ってみますが、反応がイマイチで、駈歩になってしまったりします。

なんとかして動かないものかなぁ、と思って鞭で前に出したり、速歩で巻き乗りを繰り返してみたりしましたが、どうも良化しない。いっそ駈歩で前進気勢をつけてからのほうがいいのか? と思い、駈歩発進してみたのですが、やっぱり後肢の動きが悪い。
でも別に足が痛いわけではなさそうで、これはどうも背中が使えていないときの動きの悪さです。こういうときは当然ハミ受けも悪く、なんでアンタそんなに背中張ったまま駈歩しちゃうの、と心配になるような感じ(まぁ、わたしがヘタくそだというのは多分にあるけど)。

いつまでもモゴモゴやっていても仕方がないので、あとは3課目Bの経路を踏んでおしまいにすることにしました。
1回目は、いつも踏んでいる向きと逆に経路を取ったのですが、まんまと経路ミス(笑)。馬の動きもイマイチなので、いつもの向きでもう1回踏むことにしました。
ちょっと鞭で気合いを入れてから…と思ったのですが、やりすぎたのか、敬礼で片手に手綱をまとめるだけでもビクつくぐーちゃん。その割に鞭を使っても1歩しか伸びないのはどういうことだ。
経路を踏み終えて、手綱を伸ばして小さい馬場に移動し、鞭を馬場の外に置いて常歩。そうすると、今度は甘ったれた顔でちらちらわたしを見上げてくるのはどういうことだ。あんまり鞭にばっかり反応させても、試合のときは困るなぁ。

お湯の出る馬繋場に連れて行き、全身丸洗いしてやったら、今日も馬っ気を出されました。やれやれ。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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