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(2007.5.5 八王子・八王子乗馬倶楽部)
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入場
入場するところです。ハミ受けイマイチやね。



シンプルチェンジの瞬間です。


今日は八王子乗馬倶楽部(以下HRC)にて八王子市乗馬大会。わたしの出る3課目Bは8時開始なので、前泊していた宿から7時前に日の出へ(宿を出るとき、白キュロだったので宿の人に「自転車(競技)ですか?」と聞かれたのには苦笑い)。すぐにO先生の車に鞍を積み込んで出発します。
到着すると、競技会はすでに始まっていましたが、わたしの出番まではあと1時間近く。今日も貸与馬で出場することにしていて、プログラムをもらって確認すると騎乗馬はアモンです。アモンは1課目でも2課目でも乗せてもらった馬で、かれこれこれで7回目になります。試合で3Bを踏むのは今日が初めてなので、馬だけでも知っている馬で助かった。

人の演技を見学していると、いやーみんな上手いわ。とりあえず今日は欲張らず、48%目標でがんばろう。昨日の練習で経路間違えたばっかりだし、経路違反だけはしないようにしないと。
わたしの前にアモンに乗る人の演技を見ていると、反対駈歩やシンプルチェンジはどうにかなりそうだけど、やっぱり軽い馬ではないので駈歩きつそうだなぁ。
その人の演技が終わって待機馬場から出てきたところで、指導に付いていたM先生に声をかけます。とりあえず馬繋場で鞍を付け替えることになりましたが、M先生の第一声が「アモンって何回か乗ってますよね?」…M先生にはサーコンスタンチンに乗ったときしか指導してもらってないはずですが、どうして覚えてるんですか(笑)。

M先生は細かく号令をかけず、やってることに対してアドバイスをくれるタイプ。「速歩のリズムはいい馬だけど、ちょっと口向きがべたーっとしたところがある馬なので、馬を起こしていってくださいね」べたーっとした口向き…油断するとハミに乗っかってきちゃうということかな? 馬が伸びやすいってことかな。
輪乗りで軽速歩と速歩。確かにリズムは悪くないけど、こないだはもう少し前に出せたよなあ。やっぱりI先生が下乗りしてくれたおかげだったんだわ。
駈歩発進にもトライしますが、1度目は失敗(っていうか、アモンの駈歩発進、一発で出せた試しがない…)。「常歩からでいいですよ」と言われ、常歩に落として駈歩発進。以前感じていたような、肩から逃げるような感じは少ないな(少しはあるけど)。

輪乗りばっかりしていたので、M先生に「馬場を大きく使っていいので、少し経路と同じような順序で動いてみてください。そのほうが馬もピンとくるし」と言われました。そりゃ確かにそうだな。
速歩で八の字や斜め手前変換を入れ、駈歩発進をして斜め手前変換、シンプルチェンジ。アモンは止めようと思えばすぐ止まる馬なので、シンプルチェンジは問題なさそうだけど、反対駈歩の維持が大変かもなー。
他の馬が進路にいると、わたしが速歩に落としたり図形を変えたりしてしまうので、M先生が苦笑いして「そんなに気をつかわなくていいですよ」と言ってくれるのですが、だってすれ違う相手が下ばっか見てるんだもーん(それでこっちがよけちゃうのが、わたしの気の弱いところなんだけど)。

いよいよ出番が近づいてきました。入場門の近くまで行って、最後の軽速歩で馬をどんどん前に出していきます。前の人馬の演技が終わり、ベルが鳴って入場門が開いたので、鞭を一発くれてから捨て、入場門へ。
60mの馬場は思ったほど広く感じませんでしたが、前にこの馬で2課目で入賞したときに比べると、速歩のリズムがイマイチ。でも停止・敬礼からの速歩発進は思ったよりスムーズか。
C点の審判席にぶつかっていくつもりで直進し、蹄跡で左に回転。斜めに手前を換え、線上は中間速歩なのですが、うーん伸びがイマイチだな。A点から中央線に入り、X点から右へ巻き乗り、X点で3歩だけ直進して馬体をまっすぐにしてから、左に巻き乗り。内方姿勢もきちんとできなかったな。
X点から再び中央線を直進、右に回転して蹄跡に入り、斜め手前変換。ここでも中間速歩がイマイチで、ジャッジからは伸展不足をとられました。

A点で常歩、F点から斜めに手前を換えて手綱を伸ばした常歩。練習では、いつもここのリズムが大事と言われているのですが、アモンも相当おっとりした馬なので、ともすればのったりした常歩になる。鞭があればトモをくすぐって前に出すという手があるのですが、鞭は捨ててしまっているし(鞭を持って入場したら各審1%ずつの減点)、仕方ないのでジャッジから見えない側の拍車で馬体をちょっとツンツン。あとでビデオを見ながら「ここでダレそうだったんで拍車使いました」とN子先生に言うと、「そうだろうね、馬のしっぽがそう言ってます」確かに、馬がしっぽをぶんぶんと2度ほど振っています。
ここの常歩、主審からは「6」をもらえているけど、副審が「4」なのはそういう理由だろうな。

蹄跡に行き当たる直前で手綱を持ち直し、常歩。ここでだいたいハミから逃げられるのですが、外方をガツッと下に持って押さえ込む感じでハミを受けさせ、A点で駈歩発進。いつも発進準備から発進までに時間がかかる馬なので、ちょっと早めに発進したら、思ったより機微に反応してくれたので発進が早すぎたかも。
ここから隅角を拾って、B点で15mの巻き乗り。軽く肩から逃げられそうになるのをごまかしごまかし行ったのですが、やっぱり17mくらいになってしまいました。蹄跡に戻って隅角、短蹄跡、斜めに手前を換えてX点でシンプルチェンジ。微妙に速歩が入っちゃった気がするけど、ちゃんと常歩を入れて駈歩発進。その次の左手前から右手前へのシンプルチェンジも、まぁなんとかそれっぽくなりました。
っていうか、練習ではほとんど成功しなかったのに、よく本番でどうにかなったな、わたし。

左手前の駈歩で長蹄跡に入り、P点で半巻き。そのままRで蹄跡に入り、M点まで反対駈歩。頼むよ、手前換えないでよ。なんとか持ちこたえ、M点で速歩に落としてC点手前で半減却を使ってふたたび駈歩、ああ忙しい。
長蹄跡を向いたときに、ちょっとアモンの歩度が伸びました。っつーかここ尋常駈歩だし、そんなに伸びてくれなくてもいいんだけど。その分ハミを受けてくれたのは嬉しいけど、この勢いでホントに半巻き入れるかしら。
そんな心配があったので早めに半巻きの扶助をすると、すっと半巻きに入ってくれたアモン。うわ、ポイントより1歩早く入っちゃった。そのせいで半巻きそのものも少し小さめになってしまい、馬も当然苦しいから蹄跡手前で数歩だけ速歩が入ってしまい、あわてて駈歩に戻しましたが、反対駈歩もできたんだかできないんだか。

C点で最後の駈歩発進をし、長蹄跡は中間駈歩。外方の拳を譲って内方を合わせると、それなりに馬が伸びてくれた感じ。そのとき急に感じたのは、「あれ、もう終わりなんだっけ?」という寂しさでした。もっといっしょに経路を回っていたいような。
そうは言ってももう、あとはA点から中央線に入って、X点で停止、敬礼して終わり。手綱を伸ばして退場すると、馬場の外でM先生が待っていてくれたので、「半巻き早すぎました」と反省点を述べると、「そうですね、無理な角度になっちゃうと馬も余裕をもって動けないから、もう少し余裕をもってね。でもそれ以外は良かったですよ」と(まあ後半はお世辞だろうが…)いうコメント。
でも自分では、これは46%程度しかできてないなぁという感じ。ま、初めてとしてはこんなもんか。

開始時間が早かったので、わたしの出番が終わった時点で、まだ10時にもなっていませんでした。わたし以外の日の出チームはみんな2課目に出場するのですが、2課目の競技開始は午後2時くらいなので、いったん日の出に戻ることに。
わたしはどう考えても入賞なんかしているはずがないので、白キュロットを脱いでふだんの練習用に着替えました。そのあと先生と話していて、昨日のグレイトの調子は思ったほど悪くなく、でも1ヶ月近く休馬していたのでじっくりほぐしていく必要があるね、という話になりました。で、「時間があるなら乗れば?」「そうですね、常歩だけでも乗っちゃおうかな」ということで、常歩中心でほぐす目的でグレイトに乗ることに。

これはレッスンではないので、午前と午後のレッスン時間のインターバルに30分だけ乗ることにしました。馬装して馬場に出て、まず常歩で動かしていきます。10分くらい常歩をして、だいぶほぐれてきたようなので速歩も出してみると、そんなに悪くない。何より、常歩よりも速歩のほうがハミ取って動いてるじゃん。
無理に横運動なんかは入れずに動かしてみたのですが、なんだかすごく楽しかった。やっぱり好きだなぁ、こいつ。

午後になり、2課目に出場する人たちといっしょに八王子に戻ります。3課目Bのジャッジシートが出ていたのでもらってみると、48.4%でした。自分で考えていたよりは良かったか。初めて2課目を踏んだときに比べると、出だしは少しマシなのかな。これから少しずつ上げていこっと。


がんばれ反対駈歩。ひざ上がってるけど。



ここの駈歩だけはちょっと伸びたし、ハミを受けたんですけどねぇ。やっぱ前進気勢が必要ってことか。


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