| ←442鞍目 | 443鞍目・ようやくスランプ脱却 (2007.10.6 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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本日2鞍目は馬場経路レッスン。わたしは来週3課目Bで試合に出るのですが、練習は場所の都合で3課目ショートでやることにしました。午前中グレイトに乗ったときはイマイチ思い切って乗れなかったので(これはわたしの気持ちの問題)、ホントにちゃんと踏めるかどうか不安。でも馬を換えてもらったところでうまく踏める保証はないし、だいたいグレイトをあきらめたら半自馬にした意味がない。 そんな葛藤はないことにして、グレイトを馬繋場に出して手入れと装鞍をします。 日の出では馬場レッスンの場合、3回経路を踏むことになっていますが、この時間は相方も2課目を踏んでみるというので、先に経路を回ってもらうことにして、わたしはゆっくり準備をします。 相方がフラットワークを終え、経路を回り始めるのを見計らってグレイトといっしょに馬場へ。待機馬場がないので、隣の小さい馬場の部班レッスンに混ぜてもらうことにしました。 小さい馬場で指導していたNくん先生に騎乗補助をしてもらい、部班の先頭へ。常歩から速歩にして前に出し、先導しながら地味に斜め横足や腰内を入れていきます。 ちょっと動かしたところで、N子先生から「KYOKOさん、行けそうだったら入んな」と声がかかりました。 思ったより早いな、と思ったら、相方が2回踏んだところでインターバルを入れることにしたみたいです。馬の準備ができたとは言えない状態だけど、先生に対して「できてません」とは言えない(できてないのは自分の責任で、試合だったら否やはないわけですから)。 そんなわけで、馬場を速歩でぐるっと回って入場門へ。この時点ですでに先生に「そんな速歩じゃタイムアウト取られるぞ」と叱られつつ、中央線に入ります。 そんなだから速歩パートは前進気勢に欠け、よれるわ伸びないわ。おまけに主審位置にいるN子先生を怖がって(おい)、C点をよけてしまったりします。 こんなんで駈歩出せるのかねあたし、と思いながら駈歩発進してみると、それは意外にすんなり。でもシンプルチェンジで手前が変わらないわ、さらに反対駈歩でふくらはぎが「びきっ」と言い、なんとか踏み終わったものの、かなりギリギリの感じ。 「反対駈歩で脚つった」と先生に訴えると、「反対駈歩で脚なんか使うからよ」とバッサリ斬られました(笑)。はい、座骨ですよね。 相方が3回目の経路を踏む間、馬場の周りを常歩していると「KYOKOさん! たらたらやってないでちゃんと馬動かしときな!」と声が飛んできます。というわけで速歩にしますが、馬場の周りの狭い通路(2×40mくらい)では速歩しては止まり、前足旋回して速歩、の繰り返しがせいぜいで、しかも馬場内に比べて石が多いのが気になってしまう(グレイトは蹄底が弱いので)。 そんな感じのまま相方が経路を終わり、代わりに馬場に入ったら「そんな速歩で馬場が踏めるか。あたしちょっとトイレに行ってくるから、その間にあたしが良いっていうくらい馬出しとけ」と言って、N子先生が消えました。 与えられた時間は2〜3分。とにかく速歩をどんどん前に出していくしかないよな、と思い、めったにやらない軽速歩で前へ。グレイトはどっちかというと軽速歩より速歩のほうがリズムを作りやすい馬なのですが、この際前に出すことのほうが大事。 馬にも気合いが伝わったようで、先生が戻ってきたときには「じゃあ回ってみな」と言ってもらえました。 その勢いで2度目の経路を回ってみると、さっきよりはだいぶいい感じです。ただ、駈歩にすると手綱が鞍下に引っかかって邪魔。 先日、グレイトの頭絡に付けていた布手綱が切れたのをきっかけに、革手綱に買い換えました。で、今日から使い始めたのですが、手綱の余りを右側にたらすと、手綱の「わ」の部分がうまいことフレキシーパッドの下端に引っかかるようなのです。速歩じゃ気にならないけど、駈歩だとかなり気になる。こりゃ困ったね。 右が少し引っ張られることになるので、馬の動きに影響するかなーと思いましたが、それほどでもない。 続けて3度目の経路へ。今日はこれで最後だから、と馬と自分に言い聞かせ、経路を回ります。先生が「鞭使え! そんなハエの止まったような鞭じゃだめ、ピシャッと使え、今なら跳ねないから!」というのですが、先生が言うほどバシバシ使うことはできないわたし。 でもさっきに比べればだいぶ前に出てるし、シンプルチェンジもきちんと常歩を入れて手前を換えられたし(これ、グレイトは本来かなり得意)、反対駈歩もどうにか持ちこたえました。 先生も「とりあえず最後のが一番まとも」とは言ってくれましたが、「でもメリハリがなさすぎる。ちょっと速歩してみな」と、常歩から速歩、常歩、駈歩、常歩と、細切れに号令がかかります。 「そこで1歩で出せなきゃダメでしょうが」と怒られつつ、馬場の半分を使って輪乗り。しばらくして、先生が「小さい馬場に移動しよう」と言い、小さい馬場にいたマロンと場所を交換します。 「さっきも部班でやったんだけど、馬の顔の向きとか気にしなくていいから、駈歩で馬の外方の腰角の方向見て」という変わった指示。そういえばそれ、さっきSくんが琥珀に乗ってるときにやらされてたな。 でも考えてみると、外を向いて(もちろん視線は下に落としてはならない)馬を動かすのって、けっこう勇気がいる。「速歩でもいい?」「ダメ、駈歩」じゃあやるしかないか。発進は普通にやって、2歩目から顔を外に向けて駈歩。さすがに隅角には踏み込めないけど、輪乗り程度なら案外やれる。 「なんで外を見て駈歩やらせるかっていうと、そのほうが内方に乗れるからよ」あれ? そう言われると、確かに内方に乗れているかも。「内方見ると、かえって外側に乗っちゃうもんよ」そういえば、わたしは他の先生にも「内方を見過ぎ」と指摘されることが多いけど、そういう意味もあったのかも。 なんだかんだで、1時間半くらい乗っていたかも。半自馬なので、馬と自分が平気ならどれだけ乗っていてもかまわないのですが、さすがにぐーちゃんにとってはしんどかったかな。ブラッシングとマッサージをして、馬房に戻して夕飼いをあげました。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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