| ←438鞍目 | 439鞍目・言ってみるもので (2007.9.22 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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もう9月も下旬に入ったというのに、残暑厳しい土曜日。最近は午前中だけ予約を入れておき、午後は馬場が空いたら乗る、という感じ(予約なしでも乗れるのは自馬ならではのメリットです)で乗っていますが、今日の午前中は予約した10時よりも次の11時のほうが馬場が空いていそうなので、11時に変更させてもらいました。 時間が空いたので、N子先生に最近の悩みを愚痴ってみるわたし。「あたし最近グレイトの駈歩が下手になりました」「でもグレイトはちゃんとやるでしょ?」「はい、あたしが駈歩のやり方わからなくなったの。前はあんなにすいすい出てたのに、ここんとこすぐ跳ねられて続かないし、どうやって駈歩出してたかわからなくなっちゃった」 「そういう迷いが生じたら、外方脚ではたいて駈歩出してもいいし。内方脚ばっか気にして駈歩出すと、逆に内方座骨が浮くんだよ。だから初めて駈歩やるときは、内方はあんまり教えないで外方引けって教えるの」「なるほど。迷ったら基本に還るんですね」「そうしてみな」 ところで愛馬グレイトは、先週わたしのいない日にちょっと肢を痛くしたそうで、Nさんがケアしてくれたそうです。常歩多めで様子を見た方がいいかな、でもそうしたらまた駈歩スランプを克服するチャンスを失うな、と考えていると、N子先生が「様子見てやるから、ちょっと早めに馬出してきな」と言ってくれました。 グレイトを馬房から出して、歩様を見ながら馬繋場へ。思ったよりも悪くなさそうです。 ぐーちゃんとたわむれながら馬装していると、N子先生が「まだ?」とやってきました。「馬場で待ってるから、早く出してきな」と言われ、急いで馬装を仕上げて馬場へ出ます。 するとN子先生が出てきて、「腹帯締めた?」と、乗ってくれる様子。様子見てくれるっていうから、わたしが乗って馬の動きを見てくれるのかと思ってました。 で、先生が乗るところを馬場の外に出て見学。最初は見ていても肩の出が固いなーという感じでしたが、先生がだいぶ長めに常歩をして、巻き乗りも多めに入れていく間に少しほぐれてきたよう。 だいぶ経ってから、先生が「まぁ使えるんじゃない」と言って速歩に移行。横運動を入れたりしていた先生が、急に「左のハミにつっかかるんでしょ?」と聞いてきたのでびっくり。ここのところ、左手前で肩から逃げられることが多く、それも悩みのひとつだったからです。 駈歩も最初は固そうで、跳ねたそうな素振りをする(だけど先生が跳ねさせない)ものの、先生がやっているうちにすいすい走るようになっています。 20分以上乗ってくれた先生が、「じゃあ乗ってみな」と下馬。こういうときは踏み台なしで乗らなきゃなぁ。できないことはないんだけど、鐙を3穴も伸ばさないと足がかかりません。だって背が低い分足も短いし、もともとの鐙だって短いんだよぅ、という言い訳は、同じ体格のN子先生が鐙を伸ばさずに乗るので言えないんですけど。 またがって速歩してみると、ハミの感じもフラットだし、肩の固さなんて全く気にならない。試しに左手前で巻き乗りしてみると、肩から逃げずにちゃんと回っていくし。 「鞭使っても大丈夫だから、駈歩やってみ。外方でぽんとはたいて」と先生に言われ、思い切って駈歩。あら、スッと出るわ。「ほら、駈歩出ないことなんてないでしょうが」と先生。たぶん先生が、わたしの扶助でも出やすいように馬を調整しといてくれたんだろう(どうやってやるのかはわからない)けど、1周以上駈歩が続くのは久しぶり。先生に相談してみたかいがありました。 でも、先生が「あとは自分でやってみな」と言って馬場を出ていくと、やっぱり駈歩があまり続かない。それでも落ちそうになるほど跳ねられないだけ、ここ1月ほどのなかではかなりマシなほうなんですけど、先生がいなくなったとたんにこれって、ねぇ。馬よりも、わたしのほうに先生の魔法がかかっていたらしい。 速歩の動きはかなりいいので、あとは速歩でまとめて終了。これもまた、自分を甘やかしてるってことなんですけどね。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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