(2007.3.10 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
アルフォンスは今日はまだ仕事に出ていないので、馬房に迎えに行きます。朝の馬房掃除のあとなので、オガがきれいになって嬉しかったらしく、背中がオガだらけだよ…。しかも今日は、立ち腫れがひどい。この馬は以前にフレグモーネをやってから、馬房に入れておくと後肢の立ち腫れがひどいのですが、今日はとくにパンパンだ。触っても本人が痛がらないので運動はできそうですが、肢巻が巻きにくいのが困りものです。
馬装を終え、時間が来たのでアルフォンスを連れて馬場へ。いやー、今日1鞍目なのに、今日も見事にやる気がないねぇ、アンタ。
まずは常歩からさっさと歩いてもらいたいのですが、コイツの常歩のトロさは尋常じゃないからなぁ。
この時間は3頭部班で、当然アルぽんは最後尾と思いきや、先頭ロッキーに続いて2番騎を指示されました。後ろはシュガーちゃんなので、彼女を怒らせない程度には前に出さなきゃ…。
O先生の号令で、速歩から軽速歩。相方がロッキーを抑え気味で乗っているせいか、そこそこついてはいける。乗る前は「こんな肢で運動できるのかよ」と思いましたが、動いてみると別に跛行もなく、シュガーちゃんをイラつかせない程度には前に出ています。
まずは1頭ずつ駈歩。アルの得意な左手前からだったので、発進は一発。あまりにも歩度が伸びないので鞭を使うと、割と普通の駈歩をします。
ところが右手前はやっぱり難しかった。内方を譲っても、どうしても反対手前で発進したがるし、一瞬正手前が出たと思っても器用に反対手前に替えてしまいます。
止めてやり直し、止めてやり直し、と繰り返していると、珍しく頭を振って反抗してきました。ふだんは蹴ってもしばいても[あ？]としか言わないのに、こんなことするときもあるんだ。最終的には数歩だけ正手前で走れましたが、イマイチ納得いかない。
次に右手前駈歩をやるタイミングが来たとき、自分の番が来るまで軽く腰内のまねごとをしてみたのですが、あんまり効果なし。難しいなぁ。
「いけるかな? 難しいかもしれないけど、やってみようか」ということで、右手前輪乗りで順次駈歩の号令。「前の馬が駈歩になったのを確認したら発進」と言われていますが、アルぽんの場合それでは間に合わないので、前の馬と同時に駈歩発進。
「逆〜。馬場の人は1歩でわからなきゃ」わかりません…。
後ろの馬の邪魔をしないよう、ちょっと内側に入れて速歩に落とし、3歩以内に駈歩発進、ということをやってみるのですが、いくらやっても反対手前が出てしまいます。
ちょっと腹が立ったので右の拍車を使ったら、右手前駈歩が出ました。こんなんで出るなんてがっかりだなぁ、おい。
これが、左手前だとえらく調子がいいのです。アルぽんはもともと、左手前は上に弾発もどきの駈歩をするのですが、前進気勢が出しにくい。それが今日は前進気勢(もどき)が少しあるので、なんか馬場っぽい駈歩になってる。
しかも鞭を使わなくても座骨をあわせていくだけで前に出るので、あやうくロッキーを追い抜けそうな勢いです。そういえばコイツは春だけ異常に調子が良くなるんだけど、その前兆かしらん。
今日だったらコイツで馬場踏んでもいいかも(笑)。
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字：貸与馬、青字：自馬)
