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(2007.3.3 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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今日も2鞍の予約。配馬を見ると、午前中は当然のようにブラウンシュガー、午後はピクルス。あらま、ピクルスなんて入厩してきてすぐのころに1鞍乗ったきりで、それ以来半年ばかりわたしに回ってこなかったので、珍しいなぁ。
それはともかく、1鞍目のシュガーの準備。先週は久しぶりの部班でしかも強風のためバタバタしどおしでしたが、シュガーは飽きっぽいので、たぶんバタつくことにも飽きてるだろう。

手入れをしているとき、シュガーの右のこめかみあたりに擦り傷があることに気がつきました。この娘はさく癖(ぐいっぽ)があり、さく癖防止バンドを着けているのですが、どうもそれを何度も壁にこすりつけてキズを作った感じ。ぐいっぽしなきゃ、バンドも外してあげられるんだけどねぇ。
馬場に出してN子先生に見てもらうと、「大丈夫とは思うけど、終わったら消毒しといてやって」ということなので、あとでキレイにしてやろう。

常歩で歩かせてみると、すっかり休養前のシュガーに戻っていて、おっとりしているのにワガママ。でもこのバカ娘はワガママに悪気がなくて、反抗する気はさらさらなく、自分がそうしたいからそうするだけらしい(かわいい…)。
この時間は相方&ピクルスとわたし&シュガーの2組。ピクルスの後ろにつき、軽速歩で動かしていくと、リズムはそう悪くなく、前進気勢の強いピクルスについていけています。
前回は鐙が短すぎたので(強風でバタついてたのでちょうど良かったんだけど)、今日はいつもの長さ。シュガーは細身のせいか、他の馬に乗るときより鐙が長く感じていたのですが、今は復帰前より踏める感じ。これはN子先生に脚の向きを直してもらったことが大きいかも。

この娘はまだハミに納得しきれていないようなところがあって、レッスン開始からしばらくは、左手前だと首を外にねじるようにして片ハミだけをとることがあります。
それはたぶんわたしが内方のハミを使っているせいだと最近わかったので、できるだけ内方の拳に力を入れずふわふわにもつようにします(手綱をたるませるのとは違うので、そこが難しい)。
その甲斐あって、以前より首をねじられる時間が短くなってきたし、ハミがフラットになればこの馬はすぐ顎を譲り始めます。ここでわたしがちゃんと前に出してやらないと、ハミにもたれかかってきてしまうのですが(思い出した。ロゼッタとおんなじだ…。)

まずは1頭ずつ駈歩。先週は前の馬にくっついて勝手にふっ飛びそうになったので、ピクルスが発進する瞬間だけ馬を控えておきましたが、今日は別に必要なかったみたい。
自分の番が来たので駈歩発進すると、シュガーが外方のトモを振り上げ、同時に「ばこっ」と音がしました。げ、ラチ蹴った。
「こらぁ壊したら罰金だかんね!」明らかにわたしの拍車が当たったせいなので、壊してたら言い訳できんなぁ、なんて思いつつ、今度は外方の拍車に気をつけて発進。2度目からは蹴られずに発進でき、そうするとすいすい走る子なのですが、厩舎に近い隅角に来ると[帰ってもいい?]と言い出して速歩に落ちようとします。まだ帰らないって。
でも懲りずに何度でも同じことをやるところ、コタエないっつーか前向きつーか。この馬の場合、この前向きなところを良いほうに持っていければ、案外いろんなことができそうなんだけど。

久しぶりに、順次駈歩。ピクルスの発進を待って駈歩発進し、ついていきます。これだけ体格の違うピクルスについていけてるんだから大したものなんだけど、引っかかりまくった先週のイメージが残っているので、乗っている感じとしては少し遅く思えるくらい。
駈歩のまま半巻きして、そのまま反対駈歩の号令でしたが、反対駈歩で蹄跡に入った瞬間にスカッと速歩に落ちてしまいました。そのあと、斜め手前変換からも反対駈歩の号令が出たのですが、ことごとく失敗。
シュガーみたいに、発進時にゼッタイ手前を間違わない馬は、反対駈歩を維持するのが難しいという側面もあるのだな…。いつか攻略するぞ、シュガーの反対駈歩(でないと3課目が踏めないし)。

レッスン後、足周りの手入れをしてから、こめかみの傷を消毒。手近の消毒薬がスプレー式なので怖がるかと思いましたが(グレイトは殺されかけたくらい怖がる)、ちょっとピクッとしたくらいでほとんど平気でした。この娘の動じなさはホントにすごいわ。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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