(2007.2.24 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
拝島から武蔵増戸まであと5駅だというのに立ち往生し、仕方ないので明日の日曜に予約変更してもらうか…と、O先生に電話して「電車が動きませーん！」と織田裕二ばりに叫んだら、なぜか先生が拝島まで車で迎えに来てくれることになりました(申し訳ないっす…)。
それで倶楽部に無事着いたはいいけど、この強風のなか本当に馬に乗れるんでしょうか。
今日の配馬は、約2ヶ月ぶりのブラウンシュガー。彼女はグレイトの次にお気に入りの馬ですが、年明け早々に彼女が大きい怪我をしたため乗れませんでした。
それが数日前に復帰したというので、久しぶりに乗せてもらえることに。きっと張ってるか、ワガママに磨きがかかってるかで苦労しそうだな(わくわく)。
シュガーはふだん物見をしない馬(図太いから)ですが、復帰したての馬は何をやらかすかわからないし、いくらなんでもこの強風では1回くらい暴れそうだな、と思ってバックガードを着たら、Nくん先生に「なんでそんなもん着てるんですか」と笑われました。へへっ。
シュガーを馬繋場に連れだし、馬装。この子、前掻きのかわりに前ひざで左右交互にリズムをとるようにする(たぶん熊癖込み)のが、ダンスしているみたいでかなりかわいい。
時間が来たので、シュガーを連れて馬場へ。彼女に乗らない間に鐙の踏みかたを変えたので、以前と同じ長さにしたら短く感じる…けど、まぁ今日はこれでいいか。
この時間は4頭部班ですが、指導のO先生がソルティーの下乗りをしている間、それぞれ常歩。もともと集中力のかけらもないシュガー、予想通り、風で音がするたびにそわそわしてる。
しかも多頭数の部班が久しぶりなせいか、他馬に(みなセン馬なのに)いちいち耳を絞っています。こりゃ、最後尾にしてもらわないと、きっと蹴り飛ばすな。
と思ったのに、何の因果か4騎中の3番騎、アルフォンスの前へ。シュガーはアルが嫌いだからなぁ、やらかしちゃうかも。
部班を始めてみると、やっぱりシュガーが不穏な動き。先生も気を遣って、見るものが多い道路側を避けてC点側で輪乗りにしてくれたのですが、それでも風で葉っぱが飛んできたとか、ラチ外でトタンが音を立てたとか、ちょっとしたことですぐ前足を挙げて体をかわしたり、バタバタしたりします。1〜2歩で抑えられるからいいけど、輪乗りを乱してはいちいち戻る、の繰り返し。
でもそれさえなければ、速歩のリズムもいいし、久しぶりの動きとしては悪くない。以前は、乗り始めにハミから逃げて首を外にひねることが多かったのですが、今日はほとんどそれをしないでハミを取り、案外すぐに顎を譲ってきました。いきなり受けはしないけど、自分から正しい位置を探しにくるところは変わってない。
ハミを受ければ物見しないかというと、全くそんなことはないのがこのバカ娘らしいところ(笑)。わたしは「ほーほー」とか「えらいねシュガー、ハミわかったねぇ、そこだねぇ」と、乗っている間シュガーに声をかけ通しでした(いや、わりといつもそうか)。
この強風なので、駈歩は当然のごとく1頭ずつ。前の馬が駈歩をした瞬間にシュガーがついていきそうになったので、軽く抑えましたが、今度こそ何かあったらふっ飛びそうな気配がしてる。
前の馬が駈歩を終えようというとき、先生の号令を待たずにシュガーが飛び出しました。ちょっと首を上げて左右に振り、大あわてで走り出してしまいましたが、走ってもこの程度。そういえば初めて乗ったときもこんな感じで突っ走ったっけなぁ、と思いながら反射的に外方を控えます。
ま、馬が沈まないし(ホントに引っ掛かって止まらない馬は、発進のときグッと沈む)、輪乗りから外れていないので、前の馬に追い付いたら止まるだろ。
1回やって気が済んだかと思いきや、次の駈歩も、その次も、手前に関係なくいちいち突っ走る。どうせ輪乗りで１周だけで、前の馬に追いつけば止まることは間違いないので走ったってかまわないのですが、あーあ、また走るのかよ、という感じ。
速歩にしたらしたで、巻き込みそうなくらいきちんとハミを受けるくせに、何かといえば物見してバタバタあわわ。いい加減カチンと来て、バタついた瞬間に「楽しいか、おまえ!?」と怒鳴りつけたら、[あれー]という感じで、その時だけはバタつくのをやめました。ふん、調子に乗ってやがったな。
そんなところも含めて、このやんちゃ娘はやっぱりおもしろい。今日のはたぶん、久々の多頭部班だし、周りがうるさかったので走ってみたくなっただけのような気がします。またしばらく乗りこんでみたいな。
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字：貸与馬、青字：自馬)
