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(2006.10.08 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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来週の試合に備え、今日も馬場レッスン。先週「グレイトで頑張る」と言い放った手前、今週もグレイトで経路を踏むことになりました。
と思ったら、半自馬であるぐーちゃんの馬主T医師登場。T先生は優しいかたで、わたしがぐーちゃんを気に入っているのをご存じで「どんどん乗って」と言ってくださるのですが、みえたからには馬主さん優先。そう思ってぐーちゃんを辞退しようとしたら、T先生が「遠慮なく乗ってください、わたしはそのあとで」とおっしゃるので、T先生の目の前でぐーちゃんに乗ることになりました。それもかなり緊張することなんですけど…。

16時からのレッスンで、今日はN子先生とのマンツーマン。馬場レッスンの場合、人馬2組くらいで交代で踏むと体力的に楽なのですが、1組だとしんどそうだなぁ。
経路用の大きい馬場にハローをかけてもらっている間、小さい馬場の初心者班に混ぜてもらってフラットワーク開始。初心者さんはNくん先生が調馬策で教えるというので、わたしは蹄跡を借りて速歩。
なぜかT先生とI野先生に馬場内で見守られつつ、軽速歩を伸ばそうと努力していると、馬場の外からもO先生が「いい動きしてるじゃない、もう少しで受けそうだ」と声をかけてきます。
確かにO先生の言うとおり、早くもハミを受けそうな動き。この馬はハミ受けにかなりクセがあって、ただ持っただけで受けるような馬ではなく、むしろハミを突っ張って反抗する子。でも今は、あと何度か巻き乗りして外方に乗せたら受けちゃいそうだぞ。
と思っているところに、「準備できたら入んなー」とN子先生。「もうちょっとだけ時間ください」と、斜め横足を取り入れながら2周ほどしましたが、大差ないので経路に入ることにしました。

馬場の周りを通り、A点から入場。入ったラインが中央線からずれていて、「半減却が遅すぎる!」と早速怒られます。
X点停止から速歩発進も失敗し、何歩か常歩を入れてしまいました。斜め手前変換で伸ばすところもイマイチでしたが、3湾曲のラインはさすが。でもどんどん推進が足りなくなってきました(もちろんわたしの)。
長蹄跡の中間速歩も当然伸ばせず、手綱を伸ばした常歩は「リズムがない!」。このままじゃC点から駈歩なんぞ出せないなぁ、と思って少し早めに脚を使いはじめたのですが、それでもちょっと遅かったみたい。数歩遅れて駈歩が出たのですが、これがもう、油断すると速歩混じりになる駈歩。
かと言ってかかとや鞭を入れると跳ねられそうだし、脚と座骨しかないか、とは思うのですが、わたしの推しの弱さではほとんど効果なし。「試合なら不実施とられるぞ」そうだよなぁ、こんなんじゃ。

続けてすぐに2度目の経路。「拍車してないし」と先生、馬場は拍車必須なのは分かってるけど、拍車があると跳ねられそうなんだもん。でもこの推しの効かなさなら、跳ねられ覚悟で着けるべきだったかも。
さっきより発進はマシなものの、やっぱり前に出せないことには変わりがない。「できるんだから、やれ!」馬はできる馬なんだから、わたしもできる。恐れるな。まるで宗教のように自分にいい聞かせながら駈歩。
踏み終わって、わたしは息が上がっているのに、ぐーちゃんは汗ひとつかいていません。
「続けてやる?」「(ぜーはー)ちょっと休憩…(ぜーはー)」常歩で2周ほどして息を整え、3回目の経路へ。

3回目も同じように前に出せず、駈歩で「鞭持ってるんなら使いな! 内方前肢が上がったときに鞭!」と先生。これ、後から考えるとすごく納得のタイミングなのですが、自分が駈歩してる最中では<内方前肢が上がるタイミング>を考えるヒマがなく(つまり馬の動きを感覚で把握してないってことだ)、どこで鞭を使っていいのやら分かりません。
前2回よりはマシ、という程度で3回目の経路を終え、息を切らしているわたしに、先生は「とにかく前進気勢がない!」と一言。
「常歩でいいからさ、ちょっと肩内やってみな」と言われ、蹄跡を使って肩内にチャレンジ。座骨は真っ直ぐ、脚で馬の肋をへし折るくらいのつもりで、外方ちょっとだけ譲る…「今の、首内でしたね(首が内方を向いているだけで、肩が入っていない状態をうちではそう言う)」「だな。やり方教えたよね?」習ったけど、全く馬の体勢を作れません。これも前進気勢がないせいか。

「あたしがちょっとだけ乗ってやるから、そしたら頑張って4回目やる?」「うん、それなら頑張る」ということで、先生が乗り代わって動かしてくれることになりました。
「拍車履いてないから、ちょっとだけな」と言いながらまたがった先生、そう言いながらも横運動から駈歩、果ては伸長っぽい速歩まで、がんがん動かしてくれてる。
I野先生が「T先生が待ってるから、ほどほどにな」と心配し始めたころ、N子先生が「乗っていいよ」と合図。下馬したN子先生に足あげしてもらい、またがった瞬間に「すぐ行け!」「はい!」N子先生が魔法をかけてくれたグレイトは、間髪を入れずに動かさないと馬自身がリセットしちゃうので、すぐやらなければムダになる。

またがっただけで、さっきまでとは違って馬がぱりっとしているのが分かります。速歩のリズムも、まるでさっきとは別馬のようにたったったったっと小気味よい。
その勢いで中央線に入り、「停止は省略してそのまま行け!」という先生の指示で直進。ペースが落ちてしまいがちな隅角も、その手前で半減却を使えばさっさと進むし、斜め手前変換では「鞭!」という先生の声に従って鞭を入れると、さっと伸びる。
今までは体勢を入れ替えるたびに前進気勢がなくなってしまっていた3湾曲も、ぴしっとリズムを保ったままできるし、その次の長蹄跡の中間速歩もメリハリがつけられます。

何より、駈歩発進がすごかった。半減却を使って座骨を入れると、すっとキレのいい発進をし、跳ねることもなくすいすい走る。さっきまでの速歩混じりの駈歩とは全然違い、長蹄跡でもちゃんと伸ばせます。いやー、グレイトでこんなに前に出る気持ちいい駈歩をしたのは久しぶりだぞ。
せっかくなので、最後のまとめも頑張らないと。「Eでキレーイに巻き乗りするつもりで、早めにこっち見て! ほら、ちゃんとXに乗った。直進!」最後の直進は馬の前進気勢がなくなりがちなところなので、中間速歩を出すくらいのつもりで脚を使い、X点で停止。いやー、素晴らしい。これなら53%くらいとれるぞ。
N子先生が「今までで一番良かった」と言ってくれましたが、それはほとんど先生の下乗りのおかげ。でもまぁ、来週の試合に向かって自信をつけるのに、たまにはいい思いをさせてもらってもいいか。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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