タイトル
初版年・出版社
(文庫再版時の出版社)
解説
ま〜も
舞え舞え蝸牛 新・落窪物語
1977年・文藝春秋社
(文春文庫)
長編。古典『落窪物語』のおせいさん流現代語訳。
ときは平安朝、母宮に死に別れて父親に引き取られた姫が、意地悪な継母のもとでみじめにこき使われて「おちくぼ」と蔑まれている。そこへ当代きっての貴公子が彼女をみそめたはいいが、2人の恋にはたくさんの障害があった。
”日本のシンデレラ物語”なのですが、おせいさんがこの作品でもっとも重視しているのは、一夫多妻の時代に「一生涯ひとりを愛しぬく」ことを謳いあげていることのようです。
のちに、同作品を少女向けのやさしい文体になおした『おちくぼ姫』が刊行されています。

まごつき一家
1985年・ポプラ社(角川文庫)
長編。宮田家は、ちょっと間の抜けた父と、高校2年生の道子、小学5年の健の3人住まい。5年前に母は亡くなったが、団地でたのしく暮らしている。あるとき父が、突然別荘を買った。うきうきする道子と健、しかしその家は宮田家だけの持ち物ではなかった…?
ポプラ社から出ているだけあって、少年少女向けの優しいジュヴナイル。

窓を開けますか?
(新潮文庫)
宮本武蔵をくどく法
(講談社文庫)
むかし・あけぼの -小説枕草子-
(角川文庫)
無常ソング
(講談社文庫)
武玉川・とくとく清水-古川柳の世界-
2002年・岩波新書
エッセイ、というか、『俳謔 武玉川』解説本。『武玉川』(おせいさん言うところの<むたま>)とは、江戸座俳謔の付句集とのこと。連句の付句のみを抜き出したものなので、五七五よりも、七七の形式がほとんど。
「旅路の魅力」「浮世のこまごま」「お江戸の女房」など、おせいさんの興味のままにジャンル分け、やさしく読み解いてくれています。

もと夫婦
(講談社文庫)
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