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(2009.10.11 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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今日はお隣の八王子乗馬倶楽部で市民大会。わたしは半自馬グレイトを連れて出るので、当日の早朝、八王子さんの馬運車がグレイトを迎えに来てくれることになっています。
今回は試合開始時間がえらく早いわりには輸送の時間はいつもと同じだったため、馬運車が会場に到着した8時にはすでに競技は開始していました(もちろん出番はもっと先)。なので、競技開始前に馴致代わりの運動はできませんでした。

しばらくすると日の出の友達が2人、手伝いに来てくれました。10時すぎ、自分の出番の約30分前からグレイトを馬装し、待機馬場へ。
騎乗して動かし始めたのですが、やっぱりどうにも後肢が踏み込む気がしません。とくに右トモの動きが固く、駈歩が危うく四節になりそうな気がする。
昨日習ったとおり、速歩で右トモを動かすために、斜対である左肩を鞭で動かしていったのですが、鞭を1歩だけは動いても、それが長続きしません。あまりにも左肩が動かせないので、一度はあえて鐙を外して、左の肩を直接蹴っ飛ばしてみたりもしたのですが、大して効果なし。今にして思えば、そんな付け焼き刃の対策で当日どうにかなるわけはないよね。

わたしとぐーちゃんの出番になり、鞭を捨てて本馬場へ。A点から入場するなり、中央線をまっすぐ進むことができず、右によれてしまいました。もともと右によれるクセはあるもののわずかなもので、ここまでよれてしまうことはめったにありません…が、昨日の練習でも確かにやってしまっている。後からの反省としては、やはり鞭の使い方が良くなかったのではないかと思います。左の肩を動かしたいばかりに、左の脇に入れていた鞭が逆効果になったのではないかと。
それ以降も、前回の試合よりは少しは前に出ていたはずですが、駈歩のリズムは悪いし、右手前の輪乗りは小さくなり過ぎるし(もともとのクセではあるのですが、それにしてもひどかった)。
何しろ歩様が悪かったらしく、あとで八王子さんの先生(今まであまりしゃべったことがない方)からも、「前も後ろも動いてなかったけどどうしたの?」と心配されたほど。もちろん、ジャッジシートは上から下まで「イレギュラー」の嵐…。3課目B踏み始めてから2年、今回が一番低いパーセンテージでした(これは毎回審判が違うので、一概に比べることはできませんが)。

ぐーちゃんが悪いんじゃないんです。
年寄りのぐーちゃんがそうなるのは仕方ないんだから、あたしが乗りでカバーしてあげなきゃいけないのに、あたしにはその技量がない。
本当にダメなママでごめんね…。

そんなわたしでも、演技を終えたぐーちゃんは[あー終わったね]と、しきりに甘えてきていました。競技終了から帰りの馬運車が出るまで、5時間くらい待機するはめになったのですが、その間もぐーちゃんにとっては決してイヤな時間ではなかったようで、乾草はもらえるし、わたしがすぐそばにいるので退屈になったら甘えればいいし、なんだか顔ものんびりしていました。
ようやく馬運車に乗せてもらうと、馬運車の中から大声で呼ばれる始末。

それにしてもショックだったのは、競技終了後、鞍傷がますますひどくなってしまっていたこと。前日から「キズパワーパッド」を用意していて、一応競技なので馬体に貼り付けるものはNGだろうと貼らなかったのですが、こんなことなら貼っておけば良かった。公式競技じゃないんだから、馬体チェックなんてないし(あったとしても、鞍の下まで見ないよなぁ)。
また、おなかの下に虫さされらしい浮腫もできているし、この夏で筋肉が落ちたせいでトモが使えないということは大きい。総じて、試合に連れてくるような体調ではなかったということです。

なんにしても、わたしの判断の甘さ、運動メニューのヘタクソさ。本当にダメなママでごめんね、ぐーちゃん。

八王子の馬房内で
八王子の馬房内で。わたしがこの壁の外側に簡易椅子を置いて座ってると、ぐーちゃんはうれしそうに馬栓棒の上から顔を伸ばしてちょっかいを出してきました。


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